物言わぬ臓器の声を聞く

甲状腺とは何か、甲状腺の病気と原因、その治療法について

甲状腺


のどの前方に貼り付いた蝶々のようなこの器官。
蝶々というより、何だか昔見た「エイリアン」というSF映画に出てくる孵化したエイリアンの幼虫を思い出します。
甲状腺ホルモンを作るところというくらいは分かりますが、正直何をしているところなんでしょう。


甲状腺はボスである脳下垂体からの指令(甲状腺刺激ホルモン)を受けて、甲状腺ホルモンの製造を増やしたり減らしたりしています。そもそもこの甲状腺ホルモンって何の役にたっているのでしょうか。


どうやら人間の成長に関係するらしい。
気力や元気にも関係するらしい。
でも良く分かりません。


甲状腺ホルモンとは何かというと、ヨードを原料とするT3とT4の2種類がある、ということですがサッパリですよね。
昔見た「ターミネーター」というSF映画のロゴを思い出します。


でも実は、この甲状腺ホルモン、何をしているか分かれば、気にならなくもない方が大勢いらっしゃるはず。


お仕事の1)脂肪や糖分の燃焼をしてそれをエネルギーに変えています。


どんどん燃やしてくれ!と切に願う人も現れそうです。
確かに甲状腺が頑張ればメタボ対策にもなりそうです。
逆に甲状腺がやる気をなくしてしまえば、いくらダイエットしても痩せにくくなるでしょうね。
どちらかに傾きすぎるとメタボの問題では済まなくなります。
甲状腺の暴走を止められない状態を亢進する、と言いますが、
体重が減ったりするのはまあメタボの方には良いとして、動悸・息切れがする、汗をを良くかくようになる(暑がりになる)、手がふるえる、いらいらなど情緒不安定になるなど、むしろいっぱい悪いことが増えてしまうのです。
バセドウ病、無痛性甲状腺炎、亜急性甲状腺炎、妊娠時一過性甲状腺機能亢進症などの病気に発展します。


逆に機能低下してしまうとどうなるでしょうか。
甲状腺機能低下症ということになれば、甲状腺ホルモンが少なくなるわけで、あまり食べていないのに肥満する、つまりダイエットも効果が出ない、身体がむくんで寒がりになり、無気力になり集中力もなく、ボーっとしていつも眠く、脱毛したり、肌につやを失い、便秘気味になります。一つも良いことはありませんね。
甲状腺の仕事を指示しているのが脳下垂体という訳です。
脳下垂体がおかしくなると甲状腺もバランスを失い、健康上の災いをもたらします。
脳下垂体の異常、甲状腺自体の異常、いずれの場合も甲状腺ホルモンの過剰分泌・分泌不足は起こるのです。
他にも甲状腺がん、慢性甲状腺炎、単純性甲状腺腫、甲状腺機能低下症、結節性甲状腺腫など、厄介な病気が名を連ねます。
ボケや心臓病、腎臓病と間違われたり、ややこしい状態になってしまいます。


お仕事の2)野生の本能を今も守っています。


興奮やストレス時、労働時、人が起きている間、仕事や運動など活動している時には交感神経が働くようになっています。甲状腺はその交感神経を刺激します。元々は緊急避難用の本能であったり、獲物を捕らえるために身体の運動機能を高めるための本能でした。
強いストレスや激しい興奮などがあると人は心拍数が上がり(いわゆるドキドキすること)、恐怖にお遭遇すると手足がブルブルが震えたりします。
甲状腺ホルモンはその交感神経が働く時に必要なアドレナリンにとって必要な物質です。

お仕事の3)幼児が大人に成長して行く過程で、身体の発達を促しています。


甲状腺が全く働かなくなった動物は成長することができません。
それどころか生きてゆくことも難しいでしょう。
クレチン病という、精神薄弱になってしまう病気もあります。


お仕事の4)脳の中枢に関わっています。


甲状腺ホルモンは、思考の活発化、刺激への反応を促進しています。
末梢神経における刺激や、神経反射を受けて、脳下垂体や脳全体に送る役目があります。つまり、本編のテーマのひとつでもある、反射区刺激とも係わっている訳です。


お仕事の5)骨を守るために血中カルシウムの調整をしています。


お仕事の6)血液中のコレステロールを下げる働きがあります。


甲状腺ホルモンには、肝臓に悪玉コレステロール(LDL)を取り込みやすくする働きがあります。血液中のコレステロールを低下させます。


やはり、脳下垂体という、身体の生体活動をコントロールしている脳下垂体のすぐ下について仕事をしている以上、間違えると大変なことになりそうです。
全身の血行、特に首から上への血行が悪くなると、甲状腺の正常な活動に影響が出てきます。更に悪いことに、脳下垂体、脳そのものにとっても良いことではありません。


ダブルパンチとなる危険性もあります。
日頃から首から上の血行と、血液自体をきれいにして、通りを良くしておけばそのような問題に見舞われることはありません。
最悪、もうひどく悪化してしまって手遅れでは、と思っても、充分挽回の余地はあります。


不調となった原因を辿り、元にもどして行く作業をすることです。


血液が重くなった原因である腎臓、肝臓などの消化機能の不調、胃腸などの機能低下、これらを元の状態にまできっちりと修復しなくてはなりません。


その為には、血液がそれぞれの器官に新鮮な酸素と栄養を供給するべく、充分に血液を回さなくてはなりません。
そのためには心臓の働きと、副腎の脈拍コントロール力を逞しくしなくてはなりません。


その前には、どぶの掃除をしなくてはなりません。


足の裏に頑固に詰まった汚れの掃除です。


足は第二の心臓。
老化は足から始まる。
昔の人はちゃんと分かっていたのでしょう。
健康は足の裏から崩壊するということが。


甲状腺に障害が起きている場合、目や耳、口や鼻、脳や咽喉、首から上の他の部分にも障害が起きているケースが大変多く、自律神経の乱れからうつ病、パニック障害、不眠症などの神経症も持ち合わせてしまうことも多いのです。


足裏の充分なマッサージもさることながら、足の親指全体へのマッサージ、反射区へ刺激がこの種の病全てを救います。


そこに全ての希望が詰め込まれています。


甲状腺は元気の元です。


甲状腺を元気にしてあなたも元気になって下さい。


さて、甲状腺を悪くしたために現れる現象としては、脱毛があります。
いつも疲れやすく、疲れが取れにくい、気力がうせる、などというものもあります。
ダイエットしても効果がない、肌年齢が年寄り老けている、皮膚の色が悪くしわが多くなる、つまり老化が早くなります。
甲状腺がどんどん衰退してゆくとついには橋本病という病名になります。
逆に腫瘍などの影響でどんどん亢進してしまうと、バセドウ病となります。


甲状腺が悪くなる理由は首にあります。


首は冷気を感じにくく、いつも無防備にさらしていることが多いのです。
冬場はのちろんのことですが、
夏でも朝方は冷えることがあります。
そこで首は冷え、朝方調子が悪い、ということに大いに関係してきます。
首にアイスノンを当てて寝る・・・これなんて最悪です。


甲状腺が悪いなら共倒れしているはずなのが副甲状腺です。
副甲状腺は甲状腺の裏側に4個ないし5個ある小さな器官です。
カルシウムの吸収にかかわる大事な器官で、これも万病にかかわることの多い器官です。アレルギーや認知症にも一役買ってしまいます。


そしてもう一つが脳の最下部にある脳下垂体もダメージを受けていることが多いようです。首が冷えるとこれらの3つの器官がアラームを出してきます。
しかし、器官が痛むわけではありませんから、そのアラームから出ているメッセージを謎解く必要があり、それがなかなか分かりにくいのです。


これらのことはまた別の項でご説明します。


甲状腺を回復するにはどうすれば良いでしょう。


まずは基本。
あらゆる局面で首を冷やさないことです。
治したければ夏でも首にスカーフを、ネックウオーマーを、というのが最初のアドバイスです。磁気入りのセラミックチェーンをするのも良いかも知れません。


次に更なる基本中の基本。
全身の血行力を上げること。
血しぶきが怒涛のように首すじに押し寄せるような「血行優良児」におなりなさい、というのが第二のアドバイスです。
血液の温みが、酸素が、栄養分が、たっぷりと押し寄せること。
どんなサプリメントにも勝ります。
その為の施術法を教えているのが官足法であり、若石法であります。


そして最後に、ウオーキングです。
歩けばふくらはぎがポンプとなって血液を上に上に送ります。
そもそも血液は重力で常に足の方に偏り勝ちです。
逆立ちをすれば分かります。
しばらく逆立ちをしていると頭に血が上ってふらふらしてきますよね。
それと同じで普段は足に血液が偏り、血行を阻害するものがあればうっ血して滞り、老廃物がますます溜まり、夕方にはむくみも発生、下半身デブになってしまいます。


歩くと言うことで、血液をしっかりと頭部にまでお返しすることができます。
歩くと言う行為は認知症の予防にもなるのです。
そして歩くことで足の筋力は再築され、維持できます。
逆に筋力が失われてゆくことで、体力と気力、免疫力と治癒力が失われてゆきます。
寝たきりになるのは棺桶に入ることと同義です。
是非そうならないよう、常日頃ウオーキングして下半身を若くキープしておきましょう。


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