物言わぬ臓器の声を聞く
前頭洞(副鼻腔)とは何か、副鼻腔炎と原因、その治療法について
前頭洞
前頭洞(ぜんとうどう)は副鼻腔と呼ばれる鼻腔を中止とする顔面の骨にある空洞の一つのことを言います。
上顎洞(じょうがくどう)、篩骨洞(しこつどう)、蝶形骨洞(ちょうけいこつどう)とこの前頭洞を合わせた総称が副鼻腔です。
なぜこんな無駄そうな空洞があるのか、というと、成長の過程での頭部の成長に必要なものだからです。頭部は脳を入れる容器(頭蓋)と口腔(口の部分)と鼻腔(鼻の穴と鼻骨)を形成する部位が一つになったものです。それが成長する際にお互いに影響せずに済むように、これらの空洞があります。ですから、骨格を持つ動物には副鼻腔が存在します。
副鼻腔は成長が終わり骨格が完成するとその時のままの状態で残ります。
ただの空洞であるのには何の問題もありません。
副鼻腔の中に入り込んだ最近や分泌物は、通常、自然口という小さな穴を通して、鼻腔の中に送り込まれるので、無事を保っています。
ところが、鼻腔の方で炎症が起こり(花粉症や慢性鼻炎)、鼻腔内の粘膜が腫れてしまうと、この自然口は閉ざされてしまいます。
その結果、鼻腔内で菌が繁殖し、膿のような状態になって、臭いを出して嗅覚障害を起こし、頭痛や睡眠障害、記憶障害の原因にもなります。
常に菌を貯蓄している訳ですから、ふとしたことですぐに風邪を引く、といった副作用にも悩まされます。
副鼻腔炎(蓄膿症)を治すには、まず鼻腔のトラブルを解決しなくてはなりません。
花粉症、慢性鼻炎、鼻ポリープ。
鼻にトラブルを抱える方の多くは、履いている靴が悪い、ということが多いようです。
足に合ってない靴です。
先の細い靴、ハイヒール、サイズ的にきちきちの靴・・・
ご自分の足をご自分で診察してみて下さい。
親指の内側側面の皮膚が固くなっていませんか。
ここは「鼻」の反射区といい、鼻のトラブルのある方はここが固い人が多いです。
見た目にもすぐ分かるほどカサカサで、色が変色していたりします。
まず、これが鼻のトラブルを起こしている原因。
靴を選びなおし、反射区がこすれない、圧迫されないものを選ぶことです。
もう一つは外反母趾で出っ張るところ、親指の内側側面のずっと下の方です。
ここは「副甲状腺」の反射区です。
副甲状腺が弱ると血液中のカルシウム量の調整が聞かなくなり、花粉症のようなアレルギー、過敏症の原因になります。(副甲状腺の項を参考のこと)
足の指が内側に集まると、副甲状腺の反射区が外に張り出して、靴に圧迫され、こすれてやはり固くなります。
まして外反母趾はハイヒールや先の細い靴の影響に他なりません。
まず靴をチェンジして下さい。
反射区はマッサーシすることで繋がっている患部のトラブルを解決しようとする力が沸いてきます。「鼻」、そして「副甲状腺」の反射区を揉むことで花粉症、鼻炎、鼻茸などの問題を解決した例は枚挙にいとまがありません。
その前に足裏全体を良く揉んで、血液の通りを良くすることが基本です。
これは官足法のバイブル「足の汚れが万病の原因だった」を読んでいただくと、良くご理解いただくことができます。
最後に、前頭洞の反射区マッサージにとりかかって下さい。
足指の全ての先端が前頭洞の反射区です。
この場所ははっきり言いまして、官足法のグリグリ棒というグッズのツブツブ面で揉むの画最も効果的にできると思います。
もちろん工夫次第ではありますが、100円ショップにあるようなものでも、不可能、という訳ではありません。
私の経験では、20年来の花粉症・慢性鼻炎がウォークマットⅡという足踏み健康板を踏むことだけで治った経験があるのですが、それから1年位してのある日、お風呂で急に鼻水が出てきて、ちん、と鼻を噛むと、後から後から、どこからこんな大量の水が、とうほどの量の水が出てきて驚きましたが、その後は鼻の奥がすごく軽くなり、すっきりしたという経験があります。これは、それまで副鼻腔に溜まっていた分泌液か何かが、一斉に放出されたものだと思っています。