官足法の便利帖

蓄膿症(副鼻腔炎)

蓄膿症(副鼻腔炎)


鼻の気道(鼻腔)の周囲にはいくつか骨の空洞(副鼻腔)が存在します。
それらは上顎洞、前頭洞、篩骨洞(しこつどう)、蝶形骨洞と呼ばれるものです。


なぜそんな空洞があるのかというと、頭部が形成される成長の過程で、「脳」「鼻腔」「口腔」という3つの部分が成長するに合わせて、配置のバランスを整えるために生じます。そうすることで骨が重くなりすぎるのを防ぎ、各部位の成長に合わせ柔軟に対応できるからです。


副鼻腔には何もありません。空気があるだけです。


鼻腔とつながって一番下の位置(鼻の左右、上顎)にある上顎洞(じょがくどう)というところに、風邪や鼻炎による鼻水が溜まりやすくなります。
鼻水の中には雑菌・ウイルスも混じっていますから、免疫力が不足すると鼻水は粘っこくなり、副鼻腔に棲み付いて慢性的な副鼻腔炎(蓄膿症)となってしまいます。


痛みを伴うこともありますし、自分でも感じるいやな匂いがあり、集中力や気力が失せる原因にもなります。
鼻の粘膜も過敏になっていて花粉症や、ハウスダストにも過剰に反応して鼻づまりを起こしたりして、呼吸もつらい状態が起こります。


これらの症状を治してゆくには、改善しなければならないいくつかのポイントがあります。


風邪を引くとすぐに鼻にきて粘膜が腫れるのは、鼻の粘膜の下を通る毛細血管が詰まり気味だからです。つまり鼻にとって血行が良くないことが基本にあります。


そこに抗体ができてしまって花粉症や慢性鼻炎となるのは免疫の働き方に問題が起きており、これは血液の質が良くないことを示しています。
血液が浄化できていないこと、つまり血液の流れが悪く、腎機能が最大限に力を発揮していないことが分かります。
ストレスや過労などが続くと更にその傾向が増してしまいます。


そもそも風邪を頻繁に引くのは菌に対して免疫が負けているわけで、菌が増殖してから身体が慌てて熱を出し、菌を追い出すのに鼻水を出す、咳で吹き飛ばす、痰を出す、身体を重くして休ませようとするなど、全力で抵抗することになります。菌が増殖する前に免疫が駆除できていれば風邪を引きません。


また、血液中のカルシウムが適正量に達していないと考えられます。


血液中のカルシウムは骨に含まれるカルシウムとはまた別に、人間の体の生体機能と多くの関わりを持っています。


たとえば筋肉の潤滑な伸縮活動、脳や神経からの情報伝達、止血作用、胃液や唾液、各種ホルモンの分泌、網膜が光を感じるのにもカルシウムが不可欠です。


マクロファージという貪食細胞が身体に侵入した外敵にひとまず喰らい付くにもカルシウムが必要です。そして白血球(免疫細胞)が抗体を作り外敵と戦います。要はカルシウムがセチュリティの情報を免疫に伝達し、抗体を作るのを助ける役目をしているのです。


では、カルシウムをむやみに摂れば良い、ということではありません。
偏らず普通の食事をしていればカルシウムは足りています。


血液中にカルシウムが不足する理由は、咽喉にある「副甲状腺」という器官の機能が低下しているからなんです。


副甲状腺は血液中に必要なカルシウムの量を調整しています。
足りなくなれば骨から溶かして埋め合わせます。
甲状腺と協力して、余ればまた骨に戻し、常に調節をしています。


この機能が働かないから血液中のカルシウムが不足気味になるのです。


副甲状腺機能の低下が意外に多くの病気と関わっているのはこうした事情にあるものです。


副鼻腔炎や鼻炎にも深く関係しています。


したがって、副鼻腔炎(蓄膿症)の解決法をまとめると以下のようになります。


1)全身の血液の流れを良くすること。
これはとにかく足裏の詰まり(汚れ・老廃物)を完全に掃除して足裏で流れが悪くなっているのを開通させること。


2)血液の質を良くすること。
これはおそらく少しばかり機能が落ちている腎臓に、完全な健康状態を与えて働いてもらうことが必要です。官足法では足裏全体を揉みながら、腎臓の反射区を20分以上刺激することが大切です。


3)副甲状腺の機能を回復させる。
これも足裏全体の次に、副甲状腺の反射区(親指の外側側面にあります)を刺激することで徐々に活性化してゆきます。


4)鼻の粘膜が弱いのを強くします。
これは、鼻の反射区(これも親指の外側側面にあります)を良く揉んで刺激し、強くしてゆきます。特に靴などの履物が悪くて反射区が固くなっている方は、そこが柔らかくなるまで揉むことです。その前に、靴の選び方も注意して下さい。足を圧迫しているものはNGです。


5)免疫力を回復すること。
1~3を続けて免疫細胞にとって良い環境が復活すれば免疫力も復活します。
リンパ腺の反射区は一時的に免疫力を回復するのに役立ちますが、そればかりを行っても対処療法に過ぎません。
体質を変えてしまうこと、これが最強の免疫を育てることです。

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