物言わぬ臓器の声を聞く

肋骨とは何か、肋骨周辺の痛みと原因、その治療法について

肋骨


明らかに心肺を守るための骨の鎧です。


前後合わせて12本、前方は胸骨、後方は胸椎と結合して、11番目と12番目の肋骨は胸椎のみと結合しています。


この肋骨、心肺、横隔膜あたりまでを守っている、という以外に役割はありません。
なぜなら、それ自体が何にも変えがたい役割であるし、ただ有るだけで有難いものです。
脳を守る頭蓋骨と同じです。


ただ、肋骨とは言え、むきだしのただの骨、という訳ではありません。


肋骨の間には肋間筋というものが内外にあり、内側の筋肉で肋骨を引き下げて呼気を行い、外側の筋肉で肋骨を引き上げて吸気を行います。要は、肺に呼吸をさせる胸式呼吸のための筋肉です。


肩甲骨が歪むもそうですが、肋骨も前屈みの姿勢を長く続けるような生活をしていると、肋間筋が硬くなって肋骨が歪んだままになり、痛みを感じたり、倦怠感、首肩のこり、腕のしびれなどに通じます。


1日に数度は、動かすべき所をしっかりと動かす、というのがこれらの予防法です。
色んなストレッチ法もあるので、ネットなどを参考にされると良いでしょう。


また、激しい咳が続いたりして、肋骨が疲労骨折する場合もあります。
骨折とは気づかないで痛みを感じている場合もあるので、外科での検査も必要かも知れません。


胸郭(胸椎・肋骨・胸骨で構成)の内側には胸膜と言われる膜があり、肺の外側にも胸膜があり、その間には胸腔という隙間があります。
ここには常に微量の水が溜まっていますが、胸膜炎(肋膜炎とも言われる)を発症すると、バランスが崩れて胸腔に水が多く貯まってしまいます。


胸膜炎は、肺や横隔膜の炎症から引き継がれることが多く、結核性の割合が高いと言われます。これも最初の自覚は胸の痛みとして現れますから、注意が必要です。


肋骨の周りで発生するトラブルと言えば、もう一つ「肋間神経痛」というものがあります。
冷えや肩こり、ストレスなどに起因しているとも言われますが、私も4~5年にわたってこの肋間神経痛に苦しんだことがあります。


始まりはお正月に実家に帰省した時。
折角のお正月を家族で楽しもうと思ったら、背中の肋間でどんどん痛みが酷くなり、起きていられない状態。一時よくなってもまたぶり返し、そんな感じで数日を無駄に過ごして帰宅しました。


実家は秋田にあり、冬の寒い時期でもあったので、既に芽が出ていたように思う神経痛がようやく水を得た魚のように背中で泳ぎまわったという感じです。
以来、寒い時期になると神経痛は頻繁に現れ、特に酷くなると、痛みのあまり例え新宿のような雑踏の中でも横になりたいという思いに囚われます。
病院に行った所で痛み止めも出ず、治してくれそうな気配もない。
赤外線とやらを少し浴びさせられただけで何も変化なし。
途方に暮れてしまいました。


ですから、官足法を始めてから(始めたのは春先から)その後は寒い季節が訪れても神経痛が出てこなくなったことは、私が官足法を神様のように思えた最大の理由です。
ストレスを避けることは難しいですが、体質をストレスに強く変えることはできる。
そう実感しました。


私の肋間神経痛は、肩こり、ストレス、血行不良が複合して起きていたように思います。
その内肩こりと血行不良はすっかり無くなって、肋間神経痛も出なくなりました。もう14年になります。


中国ではこの胸の不快感(胸の痛み、詰まるような感じなど)を胸悶と言って、やはり冷気、喫煙、ストレスや精神的な問題、アルコールや食事の問題によって起こるとされています。


由来を断定するのは中々難しいようです。


ただ、胸の痛みや不快感が何か、病院で早めに検査を受けることは大事です。
その上で色々対策できることはあると思います。


肋間神経痛の治療法について知りたい方はこちら

反射区図表で位置を確かめたい方はこちら

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