物言わぬ臓器の声を聞く
尿道とは何か、尿道の病気と原因、その治療法について
「尿道」
感染症の一つで尿道炎というものがあります。
排尿時に焼けるような痛みを感じることが多く、異常がすぐに分かります。
淋菌による性感染症である淋菌性尿道炎と、それ以外の一般細菌(クラミジアなど)による非淋菌性尿道炎とがあります。
尿道は普通、菌が侵入しても自浄作用が働いて、感染を防いでいます。
体が疲労したり、ストレスや食生活の乱れによって体の抵抗力(免疫機能)が低下すると、感染症にかかりやすくなります。
感染症になってしまってから抗生物質を飲んで治したところで、体の抵抗力自体が回復する訳ではないので、気をつけて下さい。
日頃から、血行の良い体、血液のきれいな体を作っておけば、自浄作用(免疫)は本来の力を最大限に発揮できます。
人は普通に年に1度や2度は風邪を引くものと思っています。
でも実際に血行と血液を正しく保てば、風邪を引くことはありません。
感染する隙がないのです。
尿道炎というのは、一般的に数は多くありませんが、感染症、というカテゴリーに含めると、圧倒的に一般的な病気に早変わりです。
予防するにも血行と血液。
再発を防ぐにも血行と血液。
体質を根本的に変えてしまうことが一番です。
それ以上にベストな方法はありません。
感染してから慌てるのではなく、感染しない体を作っておけばいいだけなのです。
そんなものは変えれない、と思う方が多いでしょう。
しかし確実に変わります。
おそらく書籍「足の汚れが万病の原因だった」を読んでいただければご理解いただけるはずです。読まない方、読んでも信じない方というのは、官足法にご縁のなかった方ということで、あきらめるしかありませんが、機会があれば是非一度お読みになることをお勧めします。
その他の尿道の病気についていくつか挙げておきます。
【尿道カルンクル】
尿道にポリープ状の腫れ物ができ、排尿時に微量の出血があったり、頻尿になったりする病気です。40歳から70歳代の女性に多く、腫瘍は良性のことが多いようです。慢性化する可能性のあるものです。
これは尿道の病気と言うより、新陳代謝と免疫力の低下が原因です。
足裏全体、リンパ腺と尿道の反射区を揉んで治すことができます。
【尿道狭窄】
尿道が狭くなって、排尿が困難になる男性の病気です。
先天性のものと、外傷や感染などによる後天性のものがあります。
全身の血行を良くして、抵抗力を上げることです。
腎臓、輸尿管、膀胱とそして尿道の反射区も揉みます。
感染原因のものはリンパ腺の反射区を良く揉んで下さい。
【尿道結石】
尿道で石ができる訳ではなく、腎臓と輸尿管の間でできた石が尿道と膀胱を通過して、尿道で引っかかったものです。自然に尿と一緒に排泄される場合もありますが、されない場合は軽い手術が必要になる場合があります。ほとんどが男性に発症します。
結石ができる理由は腎臓の機能低下です。
腎臓をスタート地点として、輸尿管、膀胱、尿道と揉んでゆきます。
二度と結石のできない体質に改善するためには、毎日足の裏を徹底的に揉んで、老廃物を消し去る必要もあります。
【尿道憩室】
尿道の一部に小さな個室ができてしまった状態です。生まれつきのものとされます。それ自体が問題ではなく、憩室に菌が入って化膿してしまった場合、痛みを伴います。抗生物質で治療するか、手術で憩室を切除するのが一般的です。化膿しないだけの免疫力があれば、憩室があっても無事で済むかも知れません。
盲腸炎になる人とならない人がいるように、ある意味それと違って、化膿して初めて憩室の存在を知ることも多いようです。
「腎臓」から始まって「輸尿管」「膀胱」と引き継がれ、「尿道」に終る血液の浄化と水分と老廃物の排泄システム。ここが故障して一部でも運行不能となれば、体の浄化と代謝の交通手段を失うことになります。血液の不浄と循環の不足は免疫の不良でもありますから、悪条件が重なって、色んなタイプの障害が起こるものです。