官足法の便利帖
過敏性腸症候群と神経症(事例)
ある年の1月に過敏性腸症候群でウォークマットを買って始め、週に1度電話で聞いてくる男性の例がありました。
74歳でした。現役の歯医者さんです。
きっかけは友人の82歳の同業の歯医者さんが私のところでウォークマットを買い、同様の自律神経失調症と便秘、下痢、腹部膨満感、消化不良、胃痛、ガス過多など過敏性腸症候群と思われる症状に悩んでいたのが、1年ほどで感知したのを聞いてやる気になったそうです。
過敏性腸症候群の他にも眼精疲労、不整脈、不眠症、うつ、花粉症、冷え性、関節痛、男性不能、もう聞くのも面倒なほど一杯の病気。歯医者さんですよ、優秀な内科のご友人はいなかったのでしょうかね。
それとも「内科のような治せる保証もないところに行ってモルモットにされたくない」と思ったのでしょうか。面白いものでしょう?
どうでも良いので、病気を一つ一つ治すことなんて考えないで、「ブスな蛇」になったつもりで病気ごと全部身体を脱皮して下さい。そうすれば74歳だから8ケ月~1年くらいでまとめてなおりますよ、と言ったことを覚えてます。
その方は本当に週に1度電話してくる人でした。
良くなったけどここはかえって酷くなった、こんな現象が起きて心配だ、便の色が黒くてびっくりだ、急に5キロもやせたので胃がんじゃないでしょうか、足の皮がむけたので水虫ちゃうやろか、じっとしてても足がジンジンしているので休んだ方が良いか、・・・・もう50回以上お電話いただきました。
そうこうして1年半が経ちました。
今は身体のどこかに異常はないか徹底的に探しています、でもどうしても悪いところが見つからない。健康診断も人間ドッグも行きましたが、気になる数値さえ出てこない。
先生は、検査の数値だけで安心するのは良くないと仰ったけれど、もう、することはないのでしょうか、もっと続けた方が良いでしょうか。ウォークマットは飛んでも跳ねても痛いところも無いんですが。
とお電話をいただきました。
これからは気が向いたら時々やる程度で良いのではないですか?
最低100歳まで健康に生きて、そして気持ちよく寝ている間にうっかりあの世に言って下さい。
と言ったら笑っていました。
しきりに感謝してくれましたが、それより私は私のお客さんが治ってくれたらそれが嬉しいのです。
ちなみにその方はグリグリ棒も使って、親指はかなり熱心に揉んで下さいました。
親指は神経症のつぼなのです。
うつや神経症や過敏性腸症候群だとか、くよくよしないで、日焼けがいやなら日焼け止めオイルでも塗って、太陽の下をバンバン歩いたらいいと思いますよ。
なるべく毎回、知らない道を歩くのがこつです。
私は毎日2~3時間歩くようにしてます。
毎回目的を決めてます。
今日は埼玉県の県境まで行って記念写真を撮るぞ、とか
今日は東京で1番人気の「エコールクリオロ」に言ってケーキを買うぞ、とか
大体往復で2~3時間です。
行きも帰りも必ず違う道を通ります。
道に迷って1時間もオーバーすることだってあります。
楽しいし気持ちよい疲れで帰るとぐったり、夜は爆睡です。
自分でできる範囲で良いから、身体を気持ちよくいじめることが最高の薬なんですよ。
これ、最近いろんな相談者に勧めて評判いいです。
頑張らなくてもいいから、楽しんで下さいね。