官足法の便利帖
レビー小体型認知症
レビー小体型認知症
レビー小体は脳の神経周りに発生する、円形の薄紅色をしています。全体から見ると、皮膚にできるシミやソバカス、吹き出物に見えてきます。
その構成成分は色々あって、研究もされていますが、未だに発生の動機は解明されていません。
このような正体不明、出生動機不明のものは身体の至るところに出来るものです。「子宮筋腫」「ポリープ」「鼻茸」「良性腫瘍」など、本来そこにあるべきでないものです。
このような物質の構成内容の研究は科学者にお任せするとして、私たちはこのようなものができる身体を「詰まり体質」と呼んでいます。
身体の中にできるものだけでなく、吹き出物、いぼ、ガングリオン、瘤なども同様です。
緩い血液の流れと、澄んでない汚れ気味の血液の落し物です。
小さなカスが芽となり大きく育ちます。
だから、そんなものが溜まらないようにするために、落ちてしまった血行を景気良く流れるようにし、常に汚れのないサラサラの血液を作れば良いのです。
腎臓、肝臓、すい臓など五臓六腑が全て健康で、生活の上でも身体を労わらなくてはなりません。
ところが悪くなってしまった血行と、働かなくなった腎臓を元に戻すことは、医学ではかないません。薬がないのです。手術はただ切除したりつないだりするのみです。
官足法は医療ではなく、民間で考えられた健康法に過ぎません。
しかし、「血行が悪くなった」原因の80%以上は足裏に蓄積した老廃物のせいであり、とても乱暴な表現ですが、足裏をいじめぬいて頑固にへばりついた老廃物をこそぎとってしまえば、血行の80%は回復するはずです。
血行回復に薬は役にたたないし、必要もない、足を徹底的に揉みましょうということです。
これを30数年前に思いついて自らの身体に試し、他の病弱な人たちにもしてもらって次々に奇跡が起きた。それが今でも脈々と続いている訳です。
足揉み、というとすぐに「つぼ」押しによる針灸に似たことを想像する方が多いですが、官足法ではまず1に老廃物掃除、が基本です。
なぜなら、血行回復こそ健康の基本中の基本と考えているからです。
すい臓が悪ければすい臓のつぼだけ揉めばよい、という考え方はしません。
一つが悪いなら他の全ても無事ではないはず。
全て関連しあって臓器は動いている、陰陽五行の法則にも通じる考え方で、対症療法を否定することから始まっています。
(医療全体を否定するなどということは決してありません)
さて、それでもつぼ(官足法では反射区と言います)はそれぞれの臓器と神経で繋がっており、刺激を通して各臓器に何らかの良い影響をもたらすことは、先ほどまでの考え方とは別に認知しており、それも利用しない手はない、と考えています。ただ、順番が2となる訳です。
特に、血液を浄化する役目の腎臓は、この反射区を揉むことが回復させる唯一の方法とは申しませんが、極めて手堅い方法だと思います。
30年の事例がそのことを証明して、今も証明し続けています。
認知症の話に戻りますが、正体の知れないレビー小体は、脳神経の近くに発生して、脳神経を押しつぶして消滅させてゆきます。
そのために幻覚も見るようになる。
認知症自体、脳に届くべき血液の絶対量が減ることで脳細胞の酸欠が続いた、だから脳細胞は萎縮したり減少して脳神経や記憶回路、思考回路が閉ざされてゆきます。当然血液の質も悪いために、レビー小体のようなおかしなものを置き土産に残してしまう。血行も良くない上に、更に脳内の毛細血管の通りを悪くしているのは、血液の質が悪いことが原因です。
足裏を徹底的に揉んで、頭部の反射区である親指全体を徹底的に揉む、そして上半身を良く動かして頭部に血行を絶やさないこと。これが認知症予防法であり、認知症改善法でもあります。
もしご本人がそれをしてくれない、理解もしてくれない、あるいは寝たきりである、ということであれば、ご家族が代わりにしてあげるしかありません。
足裏全体を揉むのは大変な労力です。
これ以上の容体悪化を避けるためには最低限、良く足の親指を揉んであげることです。反射区は時に神秘的な効果をもたらすことも多いものです。
人により効き目に大きな差がありますから、根気良く、粘り強く、辛抱強く日々マッサージを行うことが大切です。