カレースパイス
シナモン
シナモン
クスノキ科の常緑高木で、高さ10メートルにも達します。シナモンの樹皮をはがし、乾燥させたものが香辛料としてのシナモン。紀元前4000年ごろに既に登場し、世界で最も古くから使われてきたスパイスの1つです。
中国には紀元1~2世紀頃、日本には8世紀頃に伝わったとされています。
独特の甘みと香り、そしてかすかな辛味があり、カプチーノ等の飲料や洋菓子の香り付けのために使われています。
【効能】
体を温める作用、発汗・発散作用、健胃作用があるとされています。鎮静作用や強壮効果・食欲の増進・殺菌作用・防虫効果・解熱作用・風邪症状の緩和に加えて消化器官機能の活性化と言った効果を有します。発汗作用も含まれているので、多少料理に混ぜるとダイエット効果も期待出来るのです。
さらに、蜂蜜との組み合わせにより、様々な疾病に効くとされています。
血管がかたくなるのを防ぎ、それによってコレステロール値を下げる効果があり、血液の循環を潤沢にし、心臓に関わる病状を緩和するとされ、免疫力の強化、疲労回復、歯痛、腹痛、胃潰瘍、に効果があるとも言われています。
【使用法】
シナモンスティックは、紅茶、ジュース、などの飲料をまぜるスプーンのような用途に使われています。シナモンパウダーをコーヒーに入れると独特の香りを楽しむことができ、ケーキ類、ジャム、焼きリンゴ、パイ、などの香り付けにも使われます。
【原産地】
中国南部からベトナムのあたりと言われています。
現在の主な産地はセイシェル諸島で、セイロン島、スマトラ島、インドネシア、インドなどでも栽培されています。
【香りの主成分】
桂皮アルデヒド