官足法の便利帖

貧血

貧血


貧血は病名ではありません。
血が足りない状態を言います。


成長期にダイエットをする少女が多くなりました。
生理もありますから、栄養不足とあいまって血液が不足します。
分かりやすい貧血の起こし方ですね。


スポーツ貧血っていうのもあるそうですね。
過激な運動によって急速に血液が老化して脾臓で分解され、赤血球が不足する云々。まあ、運動もほどほどにってことでしょうか。


妊娠で貧血を起こす、ということも多いようです。
妊娠中のお母さんは栄養が必要になるのにつわりで戻してしまう。これは初期の内に妊娠中期、後期の引き返せない出産までの大切な時期にそなえて身体の仕様を変えていることで起こります。
その後は胎児に栄養を吸い取られてゆくので、味覚が変わったり、好きな食べ物が変わったりしますよね。これが起こる神秘のメカニズムは自律神経というものが働いています。
今お母さんと胎児のために必要な栄養を持つ食べ物を本能的にかぎ分けているのです。
自律神経というのは心臓や肺や胃袋を勝手に動かしているアレです。
それでも貧血になってしまう。生存の戦いの厳しさがここにも凝縮されているようです。
それがお母さんに見放されると生きて行けない乳児にとって、大切な絆をつくる時間となっているのです。母親が出産のために大変な思いをするように、子供を授かることの有りがたみと達成感を感じることができるように、宇宙の摂理が働いたということだと思います。


ここまでは鉄欠乏性貧血というジャンルです。


なぜ女性に貧血が多いのか、という理由もここまでで何となく分かります。


普通にバランスの取れた食事を取っているのに貧血になる場合、それは栄養不足の問題ではありません。貧血の原因は、血液の不足、鉄分の不足と思われがちですが、必ずしもそうではないのです。
鉄分が不足する、ということは余程栄養全体が不足している時です。
つまり、極端な食事制限をしている時や、妊娠中で自分以外に栄養が必要な時などです。
不足すると血液が作れなくなる栄養素としては、鉄分以外にタンパク質、脂肪、銅、ビタミンB12、葉酸などとたくさんあり、サプリで吸収できるのはごくわずかです。


しかしある程度年を取ってからの貧血は要注意です。栄養の不足ではなく、「脾臓」の不調か、「腎臓」「肝臓」の機能低下が原因であることが多いからです。


脾臓は血液を溜める貯蔵庫の役割をしています。血液が急にたくさん必要になると溜めていた血液を放出して血液を補充します。食事をしてまもなくマラソンをすると横っ腹が痛むことがあります。あれは胃袋の活動のために血液を使っているのに加えて、運動によって血液が急に必要になったため、脾臓が血液を放出して急に縮むので左わき腹がひきつったように痛むのです。
脾臓は気付かないうちに腫れていることが多く、脾臓が腫れると血液が必要な時に補充してくれなくなり、貧血が起こります。(腎臓が悪いと脾臓が腫れます。傷みはかなり肥大するまでありません。)
腎臓が機能障害を起こすと、骨髄が血液を作り始めるために指示を送るホルモンが欠乏して血液自体が充分製造されなくなりますから、これも貧血の原因になります。
また、肝臓で作られる造血刺激物質が充分でない時にも血液の生産に影響が出ます。
いずれにしてもそのような貧血は、サプリや鉄分を含む食品をたくさん摂取しても改善しません。
とにかく、「脾臓」「腎臓」「肝臓」の反射区の位置はきちんと把握して、その3つの位置を意識して揉むようにすることが、官足法での治療法になります。
特に「腎臓」と「脾臓」は連続20分踏まないと活性化しませんので、時間も重要です。


貧血の原因としては余り取りざたされていませんが、実際には貧血の多くは内臓の機能低下に影響しているものです。
お間違えのないよう、良くご自分の体と対話してみて下さい。


足裏にちゃんと窓口は存在します。

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