官足法の便利帖
若返りのつぼ
若返りのつぼ
若返りのつぼがあるならどうでしょうか。
触れてみたくありませんか?
一生懸命肌の手入れをしたり、食事に気をつけたり、美容に関する健康法を行ったり、フィットネスに通い、エステにも通う。
極端な例かも知れませんが、女性の美と若さに関する執着と努力には敬服します。
本当に努力が実っていつまでもお綺麗でいて欲しいものだと思います。
でも美と若さを保つには、内側も綺麗にしておく必要があります。
綺麗な血液です。
綺麗な血液は白い肌を通してみても綺麗に見えます。
汚れた赤黒い血液では肌もくすんで見えます。
これでは、美容というより、お化粧で隠すことに精を出すはめになってしまいます。
官足法は足裏から血液の流れを良くして血液をきれいにする健康法です。
万病を治し、万病を予防するためにこれ以上の健康法はないと言えます。
ただ、血液をきれいにする、というキーワードからは、ほんのりと薄紅色の素肌美人を連想できます。血液の循環が良くて血液もサラサラの血液美人であれば、肌もカサカサになったりせず、潤っているはずです。酸素と栄養が充分に行き渡った肌ですから。
爪は健康なピンク色に。唇には明るい赤味が挿すでしょう。
血液が健康なら内臓も健康です。
体中の細胞という細胞が健康です。
新陳代謝が良くて、便秘とも無縁。
吹き出物やシミに悩むこともありません。
これが足裏を毎日強く揉むだけでできるのですから、初め少々痛いくらいは我慢する価値があるのではないでしょうか。
官足法は美容のために考えられたものではありません。
生涯病気とは無縁の体を作るためにあります。
そこで見失いがちではありますが。
女性の美しさの基盤を作るのにこれ以上の方法もありません。
からだの内側を完全に美人にすると、色は光となって体の外に出てくるものです。
あの人はいつまでも若々しい。
いつも元気だ。
どうしていつもあんなに血色が良いのだろう。
そんな印象を他の人が受けるとすれば、それだけでも美容効果です。
持病をいっぱい持った美人なんて、何だか見掛け倒しです。
お化粧の上手なのが美人ではありません。
自然な健康と若さが女性の美の基本だと思います。
官足法の基本は足裏に詰まってしまった老廃物をお掃除することによって、全身の血行を良くして体中の細胞を蘇らせることが目的です。
その結果血液自体もサラサラの血液美人になり、内臓系のあらゆる疾患と無縁の体を作ります。内臓の疾患は女性を年齢以上に老けさせてしまいます。
その意味でも官足法は美容の理にかなっているのです。
さて、では若返りのつぼはないという結論でしょうか。
その通りです。
ただ。
若さと関係している器官があります。
反射区は足の親指の下側。
「甲状腺」です。
甲状腺は・・・
脂肪や糖分の燃焼をしてそれをエネルギーに変えています。
交感神経を刺激して、特に日中の環境に対応します。
幼児が大人に成長して行く過程で、身体の発達を促しています。
思考の活発化、刺激への反応を促進しています。
骨を守るために血中カルシウムの調整をしています。
血液中のコレステロールを下げる働きがあります。
たくさんの仕事をしているんですね。
中でも脂肪や糖分の燃焼をしてそれをエネルギーに変える、という仕事は新陳代謝力を表しています。
つまり、体中の細胞の元気はこの新陳代謝能力にかかっているわけですから、若さにとっても大変重要な仕事です。
また、いくらダイエットをしても痩せない、という方は、筋肉が衰えて基礎代謝が低い、ということもありますが、合わせて甲状腺の機能が低下していることも多いのです。甲状腺の機能が低下すると、肥満の問題だけでなく、皮膚も乾燥してつやがなくなります。そして無気力になります。良く「なんとなくだるい」「やる気が起きない」「集中力がない」と感じて悩んでいる方もいますが、「甲状腺」の反射区を強く揉んでみるとひどく痛い、つまり甲状腺の機能障害であることが多いのです。
体中の元気を支えているのがこの甲状腺です。
だからと言って・・・
甲状腺の反射区を刺激していれば若返る?
という考え方は大きなことを見落としています。
健康美人は足裏から始まるということです。
足裏全体を揉んで踏んでいじめて、痛い思いをしても綺麗に老廃物を掃除できた時、肌から光が出てきます。
その肌に更につやを与え、細胞を若くして磨きをかけるのが甲状腺です。
その上で肌の手入れをし、食事に気をつけ、美容健康法を行い、フィットネスに通い、エステにも通う。
そうでない時とのその差は計り知れないものがあります。
肌クリームや化粧水、口紅やファンデーションに凝ってみたり、同じお金をかけてサロンに通うでも、素材の生きの良さ、若さで大きな差が出ます。
何より、健康でない美なんて、流行りません。
美人長命が一番です。