官足法の便利帖

生理の痛み 生理痛(月経困難症)

生理痛(月経困難症)

生理痛が起こる仕組みを理解していただくために、少し難しい説明になりますが、何とかついてきて下さい。大事なことなんです。


身体の細胞は物理的刺激を受けたり、炎症が起きた時に、細胞膜の脂肪酸からのアラキドン酸が遊離、それがシクロオキシゲナーゼなどと合成してプロスタグランジンという物質が出来上がります。
このプロスタグランジンが痛みを起こす物質で、プロスタグランジンが周囲の細胞に炎症を起こさせると更にアラキドン酸が遊離してプロスタグランジンを作る、という悪循環によって痛みがだんだん大きくなります。
(このプロスタグランジンの材料の一つであるシクロオキシゲナーゼを抑制するのがアスピリン、痛み止めの薬です。)


サフラワー油、紅花油、ひまわり油に多く含まれるリノール酸は健康に良いイメージがありますが、アレルギーの原因となる物質の材料になったり、細胞膜に入ってアラキドン酸となります。このアラキドン酸が細胞膜を離れると生理痛の原因になるシクロオキシゲナーゼが合成される仕組みです。(ただ、リノール酸も身体の機能に欠かせないもので、血中のコレスレロールを下げたり、子供の発育にも必要なもので、嫌えば良い、というものではありません。要はバランスを見ることが大事です。)


魚(特にイワシなどの青魚)の脂肪に含まれるα-リノレン酸は肝臓で代謝されてエイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)になります。EPAは動脈硬化、心筋梗塞、がん、心臓病、脳卒中、高血圧、糖尿病などを予防すると言われ、DHAは脳を活性化し、血液中のコレステロール濃度を低くし、動脈硬化を予防すると言われています。最近ではEPAやDHAを使ったサプリメントを良く見かけます。
更にα-リノレン酸はアラキドン酸が細胞膜に取り込まれるのを阻害し、α-リノレン酸から作られるエイコサペンタエン酸(EPA)は、アラキドン酸が酵素と合成してシクロオキシゲナーゼができるのを阻害します。魚を良く食べるエスキモーを調べると血液中にエイコサペンタエン酸(EPA)が多くリノール酸が少ないことが分かっています。
(要するに、魚の脂肪は生活習慣病予防に期待できるうえ、生理痛などの痛みの原因を緩和してくれるのではないか、ということですね。)


さて、痛みの原因になる物質プロスタグランジンと子宮との関係に絞ってみましょう。


生理前から生理中は、プロスタグランジンという物質が子宮内に増えてゆきます。プロスタグランジンは子宮の収縮させて経血を体外に排出させるという大切な役割を果たしています。一方でプロスタグランジンの量が多くなりすぎると子宮の収縮がキツくなって強い生理痛となります。陣痛の痛みもプロスタグランジンが原因。源は同じなんです。
(鎮痛剤でプロスタグランジンを抑えるということは痛みを緩和させる代償として、生理を長くしたり、周期のバランスを崩すと言うことに繋がるのではないでしょうか。程良い量に調整してくれるのであれば良いのですが。)


がーん!と頭をぶつけたあとにコブができて、何日か痛い思いをしたことがありませんか?そのような打撲のあとに残る痛みもプロスタグランジンによるものです。
痛みによって患部を修復する作業が急ピッチで進められています。
血液が痛みのところに集合して、より多くの酸素と栄養を補給しようとするからです。
痛みが大きくなると患部が熱を帯びてくることがありますね。
そうやって温度をあげて、回復を早めようという動きです。
風邪を引いたときに発熱するのと同じ。身体が持つ神秘の治癒能力の発現です。


怪我や打撲の痛みを鎮痛剤で抑えるのは楽になりますが、治癒は当然遅くなります。
風邪を引いたとき風邪薬は諸症状を緩和してくれるのは良いのですが、風邪の治りは遅くなります。昔の人は、風邪を引いたらあったかくしてじっと寝ていなさい、汗をいっぱい書いたら早く治る、などと教えてくれました。風邪の特効薬はひたすら身体を休めて熱が出ても薬に頼らずに寝ていることです。


では生理痛の痛みは我慢して耐えるしかないということ?
答えはイエス。
なんだ、聞いて損した、と思わずに聞いて下さい。
薬では一時しのぎにはなっても解決はしませんし、常用するのは恐いということを言っているだけですよ。


生理の軽い人と自分のどこが違うのかを考えなくてはなりません。


プロスタグランジンという物資が生理の時に過剰に合成されるには訳があるはずなんです。


怪我や打撲も程度が大きくなるほどに痛みが増します。その分プロスタグランジンが多く合成されているということになります。


生理(月経)は、排卵のあと子宮内膜に受精卵が着床しなかった時に古くなった卵子といっしょに内膜を剥がして膣から体外に排出する現象のことを言います。


この作業がスムーズにゆけば良いのです。
子宮に必要な血液が集まり、内膜がスルリとはがれて、血液と一緒にツルッと流れてしまえば終わりです。


でもそのどこかで流れを悪くする問題があるために、生理は長引き、出血量が多くなり、何とか役目をまっとうしようとプロスタグランジンがはりきりすぎて生理の痛みを増長しているのではないでしょうか。


子宮が冷えていると生理の一連の作業は緩慢になります。
子宮が冷える理由は、血液の循環不足です。
冷え性の方に生理が重い方が多いのはそのせいです。


他でも書いた喩えをここでも引用させていただきますと、子宮は寒がりです。
空洞があるからです。空洞には血が通わないので、元々冷えやすいと言えます。
冷えが原因で何かと故障しがちです。筋腫というおできができるのもそうですし、剥がれた内膜が行き場を失って他の場所にミニ子宮を作る、内膜症もそうです。重い生理や、ホルモンの分泌がオンチになって生理のサイクルが狂うこともあるでしょう。血液が常に不足してしまうので、免疫の到着が遅れて子宮ガンや子宮頸がんにもなりやすくなるでしょう。子宮が冷えて、血液も足りず、酸素も足りない。だからこんな所で胎児は育てられない、と不妊症にもなるでしょう。


子宮筋腫、卵巣嚢腫、子宮内膜症、子宮腺筋症、子宮肥大増殖症というようなはっきりした原因が認められる生理痛を器質性、そうでなくて原因の分からないものを機能性の生理痛と呼ぶそうです。


「原因の分からない」ものが生理痛の謎を解く鍵のはずです。


そもそも子宮筋腫や子宮内膜症だってその現象としては解明されていてもそれが起きる本当の原因となると、「不明」となっている訳です。


私たち官足法を体験してきた者からすれば、あらゆる病気の項目で見かける「原因は不明」「原因ははっきりとしていない」という表現のところを、「血液の循環不足」と「血液の質の悪さ」が原因という言葉に置き換えると全てがすっきりとつながると考えています。
その考え方で30年以上にわたり、難病も含めて解決してきました。


その解決のために邪魔になるのがまず足裏にたっぷりと溜めて何の役にも立たないどころか、血液の流れをしっかりと阻み、免疫力を低下させ、内臓機能を軒並みダウンさせて万病を作り出してゆく「老廃物」の存在です。
長年足裏に捨てられてきてがっちりと土台を固めた夢の島(埋立地)です。
老廃物は足からふくらはぎ、膝裏へと侵略し、血管の内壁、内臓などどこにでも付着していますが、条件の整った足裏が最高、という訳です。


これをまず掃除してしまおう、足裏を強く揉んで一つ一つ潰してゆこう、とするのが官足法の基本作業。痛みはともないますが、傷や病気の痛みとは違い、化膿も悪化もないわけですから、耐えれば良いだけです。
手で揉むのが大変ならジャリの上を歩き回ればいい。
自分の全体重が指圧力です。


それに古来からの知恵である、神経反射区も利用する。
刺激して悪いところに直接働きかける。
それはつまり患部に血液を集めて自己修復機能を局所的に高めることです。


生理痛であれば「生殖腺(卵巣と輸卵管)」「子宮」「腓骨筋」をよく刺激して下さい、ということになります。


そして「腎臓」「肝臓」「心臓」は肝腎かなめ、あるいは肝心かなめの言葉どおり、基本中の基本です。


腎臓が弱いと血液が汚れ、心臓が弱いと血液の循環も弱い、肝臓が弱いと代謝がダメ。


せっかく生理痛の原因であるプロスタグランジンを減らそうと思って魚をせっせと食べ、α-リノレン酸を摂取しても肝臓で代謝されてなくてエイコサペンタエン酸(EPA)が完成しなければプロスタグランジンも抑えられませんから。


でもそれよりも、まず血液の循環と血液の状態を改善し、プロスタグランジンがたくさん出るような子宮の現状を立て直すことが何よりなんです。

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