官足法の便利帖
アトピー性皮膚炎克服マニュアル
アトピー性皮膚炎克服マニュアル
アトピー性皮膚炎は、ストレスと老廃物の産物です。
特に、過労、心の悩み、薬の常用によるストレスは体に大きな影響を与えます。
ストレスは脳内にアドレナリンを過剰に放出するため、血管が収縮し、血行が悪くなり、虚血状態になります。
体の細胞組織に充分な栄養と、酸素が供給されず、免疫も異常を起こしやすい環境をつくります。
その状態を加速するのが足裏に詰まった老廃物です。
足裏は心臓から最も遠い場所で、なおかつ睡眠時を除くと、常に体の一番下にあって地球の重力を受けているところです。血液中に発生する乳酸や細菌の死骸など、不要な物質(老廃物)は普通は腎臓で消化され、尿に混じって体外に排泄されますが、川の下流で土やゴミが堆積するのと似た現象で、一部が少しずつ足の裏の毛細血管や細胞の周りに付着してゆきます。
これが長年堆積し続けて足は固くなり、血管を詰まらせ、リンパ液も滞るようになります。
そうなると、体の免疫力も低下して万病の原因となって行くのです。
今は小さなお子様でもアトピー性皮膚炎になる子が多いのですが、大抵はお母さんが昔から薬を服用していたケースが多いのです。
それに加えて、お子様の甘いものの食べ過ぎです。冷たいジュース類や甘味類、チョコレートなどを好む子にアトピーが多いことが分かっています。
白砂糖は腎臓機能を低下させます。更に冷たい飲み物も腎臓を冷やし、機能を妨げます。
その結果、消化されずに残った血中の老廃物は行き場を失って体中を巡り、溜まり易い足の裏や、皮膚の間に蓄積してゆきます。
免疫細胞の一種である「顆粒球」もストレスによって過剰に増加し、攻撃対象がなくなるとこうした老廃物を誤って退治しようとします。
その結果皮膚の細胞ごと傷つけ、傷ついた皮膚に雑菌が入ると更に悪い状態になります。
また、免疫細胞が貪食を続けて限界になると破裂し、その時に活性酸素をばらまくのも皮膚が炎症を起こす元になります。
副甲状腺も弱っていることがあります。
副甲状腺が弱ると、カルシウムの吸収が悪くなりカルシウム不足に陥ります。
カルシウムが不足すると血管や筋肉が収縮しやすくなり、ちょっとした刺激でも筋肉がつったり、蕁麻疹がでたり、アレルギーが起こり易くなります。
過敏症の一種ですが、これの典型的な症状が花粉症、アレルギー性鼻炎です。
(c) GOETHE|ストックフォト PIXTA
アトピー性皮膚炎を含め、アレルギー体質を根底から治療する方法は、以下のようになります。
○足裏の老廃物を全て踏み潰し、あるいは揉みつぶして、足裏の血管のパイプを開通させること。これでまず血行の良い状態を確保します。
○足裏にある反射区(ツボ)は各臓器につながっている神経の抹消です。特に老廃物の消化に欠かせない「腎臓」の反射区が両足にあります。まず、この腎臓に良い刺激を与えて、活性化させる必要があります。
○足裏には同時に、胃、すい臓、十二指腸、小腸、大腸、肝臓の反射区と、新陳代謝を行う重要な器官の反射区がずらりと並んでいます。これらを全て刺激して、新陳代謝が活発になれば、血液を汚す原因が大幅になくなります。血液がサラサラになれば、虚血、栄養不足、酸素不足もなくなり、免疫の流れも正常化します。
○副甲状腺も正常化します。足裏から足の側面にまで広がるこの反射区は、副甲状腺という意外に厄介な病気とかかわっている器官を健康にし、アレルギー体質を改善し、将来の関節炎や骨粗しょう症とも無縁の体をつくります。腰痛や筋肉痛、脊椎に起こる障害を予防してくれます。カルシウムの吸収を良くし、過敏症体質を改善してくれます。大事な器官ですから、反射区図表で位置を良く確認し、ウォークマットを踏むだけでなく、グリグリ棒も使って、足側面の部分も良くマッサージして下さい。
○皮膚炎を起こしている皮膚の老廃物が取れるには少々時間はかかりますが、まずこれ以上皮膚に老廃物を溜めない体つくりを基本的に行えば、これ以上の悪化はなくなりますし、時間をかけゆっくりと減ってゆきますので、いずれはアトピーとは縁が切れるようになっています。
○靴(お履き物)は、足を締め付けないものが理想です。ブカブカでも良いくらいで、なるべく足を圧迫から解放するようなものをお選び下さい。
○最後に、食事において、甘いものの食べ過ぎ、冷たいものの飲みすぎ食べすぎはアトピーを助けているようなもので、なるべくは控えた方が宜しいかと思います。特にチョコレート好きは、アトピーを治せませんので、ご注意下さればと思います。はちみつは比較的大丈夫です。
ウォークマットを踏むお時間ですが、最初は痛くてまともに踏めないかも分かりませんが、痛む理由は老廃物ですから、克服していただく必要があります。
4ケ月以内にほぼ痛みはなくなりますので、最初の頃は我慢して続けていただくことが大事です。
1回20分以上が目標になります。
それ以上はいくら時間をかけても良いのです。
踏みすぎ、というのはありませんし、踏む時間が長いほど痛みも早く克服できます。痛みが無くなった時は老廃物も姿を消して、血行が正常になってきた証拠で、その状態になることをまず第一目標に頑張って下さい。
最初から20分は無理でも、毎日少しずつでも記録を伸ばして、早く20分に到達できるようになっていただければと思います。
アトピー性皮膚炎が治るまでの段階としては
①血液をきれいにして免疫が正常になる。
↓
②皮膚の炎症が進行しない、新たに発生しない。
↓
③荒れた皮膚が徐々に回復して正常な肌に戻る。
という過程をたどります。
そのため、②の段階まで進んでいても気がつかず、気が滅入るかたもいますが、もう少しです。頑張りましょう。
どうしても皮膚の状態が気になる、という方は、足踏みと反射区刺激をしながら、皮膚の方もケアできるよう、官足法で推奨しているものがあります。
アトピーの方に評判で、実際に使ってみて効果があったことが理由です。
「クリスマス・アイランド21カイソウピーリング」
これはもともと、角質化した皮膚を取り、肌をすべすべにするための美容クリームです。
天然成分以外の添加物は使っておらず、アトピー性皮膚炎の方が塗っても害がありません。それどころか、荒れた皮膚がポロポロ取れて何度か塗り重ねるうちに、皮膚の状態が改善した、ということで愛用されているケースが多くあることが分かりました。
「サボン・ド・ブラン」
この石鹸は、アトピー性皮膚炎の方が、アトピーでも使える石鹸を自分で研究して作ったものを、最終的に人にも勧めようと商品化したものです。
一般の石鹸に比べれば高価ではありますが、成分に徹底的にこだわった、人間と地球に優しい手づくり手ごね石鹸です。
「天然洗剤 妙佳」
直接肌に触れる下着にも、配慮が欲しいところです。
一般の洗剤に含まれる成分の中には、皮膚炎に良くない成分がいくつか含まれています。
妙佳は天然素材のみを使った無リン洗剤です。やはり、アトピー性皮膚炎をお持ちの方が愛用されるケースが多く、官足法でも推奨しております。
以上3点は、ウインターベル健康ショップでも販売しております。
アトピー性皮膚炎とは無縁の体質を作るまでのつなぎとして、せめて見た目だけでも改善したい、という方はお試し下さい。
ただ、あくまでも体質改善での完全治療を目標にして下さい。
(c) OZYU|写真素材 PIXTA