官足法の便利帖
子宮内膜症
子宮内膜症
子宮内膜は、初潮から閉経まで、生成されては剥離されることを繰り返す、大変短いサイクルで生死を重ねる細胞組織です。
また、受精卵が着床する大事な場所であり、その上に胎盤が築かれます。
無事に出産が終わるとまた元に戻り、生育~剥離を繰り返します。
その子宮内膜が、子宮内以外の場所に生成されてしまうのが子宮内膜症です。
卵管や卵巣、膀胱子宮窩、ダグラス窩などを好んで出来ますが、子宮筋の中にできた場合は、特に子宮腺筋症とも呼ばれています。
子宮内膜は月経期になると血液を溜めて厚みが増した状態で、妊娠(着床)しない限りはついに剥離して出血します。
それが子宮外にできてしまった内膜も同じように活動しており、生理の前から血液を溜めて膨らみ、生理と同時に剥離して出血します。
それが激しい腹痛となり、色々な監査を受けて子宮内膜症であることが判明します。
どうして子宮外に内膜ができてしまうのか、原因は分かっていません。
しかしそれで終わってしまっては、結局は鎮痛剤に頼ったり、ホルモン療法や、手術を受けることになります。
擬閉経療法と言って、閉経時に似たホルモンの状態を作って、生理を止めます。
生理が止まるのですから、子宮内腔外の内膜も生育・増殖しませんから、痛みも消えます。
多くの副作用の不安を残したまま、痛みを止める方をを選択する訳です。
(c) にこまる|ストックフォト PIXTA
また、擬妊娠療法というのもあります。ピルを服用して、擬似的な妊娠状態を作ることです。妊娠状態と感じた内膜は剥離・出血をしませんから、その間に子宮内腔外の内膜が拡大するのを防ぎ、できれば縮小するのを待とうという訳です。
そのためには、肝機能障害や血栓症、太ってしまうなど、多くの副作用があることを受け入れて治療しなくてはなりません。
自然療法としては結局妊娠するか、閉経を迎えるのが一番、ということになります。
若くて独身の方には夢も希望もないのでしょうか。
(c) kitty|写真素材 PIXTA
そこで一つ、官足法があなたの救世主になればと名乗りを上げています。
子宮内膜というのは子宮内で最も若く、活動的で、誕生と死を繰り返す細胞組織だと言えます。未来の生命のための大海原、大農園という訳ですから、どこよりも若く、生命力がなくてはなりません。未来を託す聖地なのです。
それだけに、もし何らかの理由で剥離した内膜の一部がちゃんと排出できずに、子宮外のどこかに漂着したとしたら、そこで自己再生を始めてしまう、とうこともあって不思議ではない気がします。医学の説としては仮説に過ぎませんが、生命の力というのは、しばしばそのような理不尽な悪さをするものです。
子宮筋腫という、子宮の壁の裏にできる腫瘍と、子宮腺筋症という、同じく子宮の壁の裏にできる内膜とは、似ています。
子宮筋内で育った種が違うだけで、なぜそこに種が漂着して居ついてしまったのか、分かっていませんが、良性の腫瘍というものは体のどこにでもできるものです。
それからすれば、血液に乗って「種」が運ばれ、たまたまどこかそれが漂着しやすい状態の組織に流れ着いて、そのまま育ったものであると言えると思います。
いつも良く表現させていただく、「詰まり体質」がそこには確実にあるのです。
詰まり体質は、血液の循環が悪く、血液の状態が余計なものを溜めて重く、ストレスが多めで毛細血管がいつも収縮していて、足裏がカチカチの人が持っている体質です。
それが万病を引き起こすので、単純明快に、あなたは血行を悪くしています、足裏を中心に上へ上へと血液の汚れを溜めていっている人です、というのが官足法の主張です。
(c) UYORI|ストック写真 PIXTA
女性の場合は、体のほぼ真ん中に位置する子宮や腸にそのしわ寄せが良く訪れます。
子宮内の温度が低いのです。
血液が行き渡ってこないので、色が悪いのです。
栄養も不足して張り・弾力がなく、ものが出てゆくところは腫れて狭くなっていたりして、とにかく循環が悪いのです。
冷えに悩む女性は特に要注意です。
便秘も決して良くありません。
それがまず重い「生理痛」として表れていたはずです。
まず、このような方は、血行が良くなるように体質を改善しなくてはなりません。
それから、悪くなっていた新陳代謝をできるだけ若返らせて、血液が汚れない体質にしなくてはなりません。血液をリサイクルする「腎臓」と「肝臓」の活性化も絶対に必要です。
それが基本です。これは病気でお悩みの方全員に言えることで、普遍の根本原理です。
体質を改善するためには、足裏を特に良く揉んで、それまで溜まっていた老廃物(足裏を詰まらせ血行を阻害し血圧を上げる原因にもなっているもの)を除去し、同時に神経反射区という、足裏に多数存在する重要臓器(腎臓・肝臓・心臓・腸など)の隠れスイッチをオンオフしながら、弱っていた臓器を暖めて自己修復させること。
それが官足法の全てと言って間違いありません。
子宮にたっぷりの血液が巡り、温まり、酸素と栄養分の補給が充分に足りていて、それでも子宮に障害が起こるなど、まずあり得ません。
あえて言うなら、感染による病気(子宮頸がんなど)ですが、免疫力が元気であればそれも避けられます。免疫力というのは、体の生きた細胞が作るものですから、これも血液からの酸素と栄養を吸って生きています。
ですから、体質を変えてしまえば免疫も生き生きとします。
きれいな血液の中を巡回すれば、正しく敵を見極め、速やかに退治してくれます。
(c) SWAT|ストック写真 PIXTA
まず、重い生理を軽くして下さい。
まずはそれだけで、今ある勘違いの子宮内膜からの痛みも同時に軽くなる訳です。
そして子宮内に出来物ができる詰まり体質を治すことです。
それが改善されれば、子宮筋腫と同様に、子宮腺筋症も種が小さくなってやがては消滅します。
そして流れるべきところに流れ、生まれ変わり、鮮やかに春夏秋冬の営みが行われるように、子宮を聖地へと代えていただきたいのです。
(c) どらえもん|写真素材 PIXTA
官足法の本などを参考にしていただき、
まず足裏の老廃物を取ることを行って下さい。
それから、「子宮・卵巣」の反射区である「かかと全体」を良く刺激して下さい。
最後に「リンパ腺」の反射区を刺激する習慣をつけて下さい。
リンパ球が体にとって不要に増殖する異物を退治してくれるように。
冷えがある方は、冷えがなくなったと実感できるまで続けて下さい。
便秘の方はおそらく早めに改善できるでしょう。
子宮内膜症に打ち克つにはこれが一番安全で健康的な方法です。
是非無理やりなホルモン療法なので一時しのぎをしないよう、お願いしておきます。
(c) MAI|写真素材 PIXTA