健康情報中心に
妊娠の可能性のある時、妊娠中の揉み方
店長です。
これからお母さんになる方、なろうとされている方。
子宮がしっかりと強く、卵巣は生き生きとして、弾力と柔軟性があり、そして温かい血液に守られている。そんな体を準備できていれば何も心配は要りません。
けれど、実際には、生理に苦しみ、冷え性もあり、中々子供を授かることができず不妊症という不安が沸いてくる。ようやく妊娠できてほっとしたのもつかの間、流産という悲しい結果を迎える方もたくさんいます。
昔、知り合いの女性で、4回も流産して、5回目でようやく無事に出産を迎えた方がいました。本当に心から涙の拍手をお送りしたものです。
よく心折れず、最後まで思いを遂げたものだと、本当に偉い女性だと思いました。
(c) NORIYUKI|写真素材 PIXTA
私も27歳で結婚して、30歳過ぎるまで、子供が出来ませんでした。
それでもようやく妻に妊娠していただき、親戚一同様も含め、大喜びでした。
3ケ月を過ぎるあたりで、妻が腹痛を訴え、病院に行くと、そのまま入院。
翌日病院に行くと、お医者さんから妻が流産したことを伝えられました。
洗面器に入れられた、できそこないの小さな命を見ました。
皮をむいたぶどうの実のようで、耳元で血の気が引く音が聞こえました。
病室で(麻酔が効いて)眠る妻の顔を見たときに、頬に一筋、涙の乾いた跡がありました。
誰が悪いのでもないだけに、私は行き場を失いました。
その時はただ、切ない想いがしたのを今でも良く覚えています。
(c) hide|ストック写真 PIXTA
子供は授かりものと言いますが、中々思うようにいかないものですね。
さて、本当は若いうちから官足法に取り組んで、不落の要塞のような子宮を作っていたら、何の心配もありません。でも中々そうもいかないもので、若いうちは自分の健康になんて目がいきません。20歳を過ぎた頃から、代謝が落ち、体力が落ち、体が詰まる体質を作っていても、それがいざ病気としてでも姿を現さない限り、気にもとめないのが普通ですから。
ですから本当は、これからお母さんになろう、父親になろう、という方はその前に自ら健康な体を作って、丈夫な赤ちゃんに生まれてきてもらうための準備が終わってなくてはならないのです。
でもまあ普通はそうはならず、体の不調を克服するのに官足法を始めながら、妊娠の可能性がある時の足の揉み方について、お問い合わせをいただくことが多くなります。
結論としては、現在受精~着床の可能性がある時は、「生殖腺」の反射区は余り刺激し過ぎないようにお願いしております。
これは、食事の直後にウォークマットを踏むのを控えていただいていることと同じです。
子宮に受精卵が着床していれば、妊娠~出産のために、おおわらわで準備をしている所です。そこに、こらこら、もっと働け、汗をかけ、という刺激が伝わってくるわけですから、これは負担がむやみに大きくなって、子宮が可愛そうです。
(c) きなこもち|イラスト素材 PIXTA
ウォークマットと一緒にかかと部分を踏むのは問題ありません。
可能性の低いときであれば、子宮の健康状態を良くして着床を確実にするため、かかと全体をウォークマットとは別メニューで行うようにして下さい。
かかと全体とは、足裏部、内側側面部、外側側面部の全てを言います。
図表で見るように離れ離れではなく、反射区は全てつながっています。
前回のブログ「かかとのガサガサ」でも説明した通りです。
妊娠中になれば切り替えが必要です。
ホルモンのバランスが変わってしまうので、つわりがひどかったり、体調の狂いが出てつらい時には、親指の腹(「脳下垂体」の反射区)を刺激します。
精神も安定して、余分なホルモンによる不快感をなくします。
ウォークマットは時間にはこだわらず、少し体が温まってくればそこでやめるようにして下さい。
お風呂は断然腰湯が良く、温かい湯に腰まで浸かって、上半身がポカポカしたらあがります。血液循環にとっては最高の状態で、子宮も程よくあたたまり、良い環境です。
あと心配なのは、風邪の菌などによる感染です。
足首にあるリンパ腺の反射区を日に一度1~2分でも揉んでおくことをお勧めします。
免疫細胞が活発になりますので、菌につよくなります。
ここまでの状態を保てれば、臨月まで無事に過ごせます。
食事はありふれているようですが、玄米食が母子ともにたくましい栄養源になります。
さらに、玄米は体内に発生する有害な「活性酸素」を中和してくれる、「活性水素」が発生しています(炊きたて時のみ・すぐに蒸発してしまいますが)。
加えて、GI値が低く、肥満を防ぎ、エネルギーを効率よく燃やし、血液を掃除します。
玄米の理想的でおいしい炊き方は、以前のブログで紹介しています。
https://winterbell.jp/hpgen/HPB/entries/219.html
それに黒ゴマをすったものをスプーン2杯。ともすればカルシウム不足になりがちの妊娠期、少量でカルシウム補給でき、胎児の丈夫な骨格を育ててくれます。
(c) umico|写真素材 PIXTA
さて折角預かった大切な命。
何とか無事にこの世に迎え入れて下さいね。
その後の話ですが、お子様が小さい頃、足の親指を時々揉んであげると、精神的に落ち着いた、集中力のある頭の良い子に育つことが分かっています。
3歳くらいまでがチャンスなので、もし良かったら優しく愛情のある会話をするように、赤ちゃんの指を揉んであげてはいかがでしょうか。
店長でした。
(c) パームツリー|ストック写真 PIXTA
- 2011.08.27
- 09:16
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