官足法の便利帖
糖尿病になる理屈と絶対に糖尿病が治る理屈
糖尿病
主に1型糖尿病と2型糖尿病とがあります。
共通点はいずれもすい臓からのインスリンの分泌が低下することにあります。
1型はウイルス感染もしくは自己免疫細胞の暴走による自己破壊によってすい臓のβ細胞という、インスリンを作り出している細胞が失われます。
ウイルス感染によるものであれば、自己免疫が弱く、ウイルスの侵入を止められなかったことが原因。
自己免疫による破壊であれば、「アトピー」「花粉症」「リウマチ」などに代表される免疫細胞の暴走が原因です。
そこで共通することは、昼型免疫細胞の異常亢進もしくは衰弱です。
そうなってしまう原因は、血液の状態にあります。
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2型は「過食、肥満、運動不足、ストレス、加齢などの複数の因子が絡み合った結果発症する」とあります。意味が良く分かりません。
年を取って太り気味なら誰でも発症する可能性があるという、十把一絡げのような、大体それぐらい言っておけば外れないだろうという、適当な解説を良く目にします。
1型が免疫の低下もしくは免疫の異常亢進が原因であるなら、2型は生活習慣病、ということになります。
生活習慣病、ということでは確かに当たっていると思います。
しかし、全く同じ生活をしている人が等しく糖尿病になるとは限りません。
その違いにこそ、糖尿病の本当の原因があるのではないでしょうか。
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言うまでもなく、人体は全て一つ一つの役割の違う細胞で形成されています。
それはおよそ60兆個あると言われ、1日10万個の細胞が減少してゆくとも言われています。10万個も?と数を聞いて驚きますが、それでも100年で365万個。細胞のストックは万全です。
さて、それら全ての細胞は、酸素と必要な養分と水分などを補給しながら生きています。
地球の人口よりはるかに多いそれら細胞の一つ一つに誰が酸素や栄養を届けているのでしょうか。
それが血液の役割です。
毛細血管まで全てを一本にしてつなげると、地球2回り半の長さにもなる血管を通って、体の隅々にまで、血液が酸素と養分を細胞まで届けているから、細胞は生きられます。
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細胞たちはそれぞれ意味があって存在しています。
必要でない細胞はありません。
中でも直接人間本体の生死にまで影響を及ぼすような役割をもった細胞もありますが、そうでない細胞も、失われたり活動が鈍くなることによって、結局はあちこちに悪影響が出るので、放ってはおけないのです。
細胞は酸素と栄養をエネルギーとして燃焼し、活動して、エネルギーの燃えカスや二酸化炭素を、再び血液に回収してもらっています。
これらのゴミはリサイクルされるものとそうでないものに仕分けされ、資源ごみは肝臓という化学工場へ、ただのゴミは腎臓というフィルターで濾過されて輸尿管から膀胱に送られ、尿道を通って体外に排泄されます。
すい臓のランゲルハンス島の中にあるβ細胞も、言わば一つの役割を持った60兆個分の1の細胞の集まりです。わずか数十万個の細胞の集まりです。
ここに体外からエイリアンが侵入すれば、当然顆粒球などの免疫細胞がそれを拒んで戦い、次々に捕食したり破壊して、細胞を守ってくれるはずが、防ぎきれなかった時に、たまたますい臓という言う場所で細胞がやられてしまった。
それが1型という訳です。
更に理不尽なのが、外敵はいなかったのに、内部に敵がいたこと。
しかもそれが体を守るべき自衛隊だった、というのが免疫の異常。
β細胞を敵と見誤ったのか、あるいは人間で言えば飲酒で正体をなくしてしまったか。
何か悪い薬に手を出してしまったに違いない、というような行動です。
外部の敵か内部の敵か、いずれにしてもインスリンを作る工員の多くが殺されてしまった。
そして今も同じ戦況の元にある、という訳です。
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まずこの1型を解決するために私たちに何ができるのでしょうか。
二度と外敵に襲わせない免疫力を養うことです。
もしくは内部に敵を作らないことです。
そして、ダメージを受けたインスリン工場に充分な物資と活力を届けることです。
それには、血液を正しく循環させ、血液をできるだけ純粋に保つこと、それしかありません。
免疫力が弱る、逆に免疫細胞が増えすぎて暴走する、いずれにしても血液の状態が悪いために起こります。
細胞は生きています。免疫細胞も細胞の一つに過ぎません。意思を持って武器を持って記憶力まである頼もしい味方も、一つの生きている細胞です。
彼らに新鮮な酸素と栄養を与えるべき血液が、汚染されてしかも行き届いていないから統率が乱れ、秩序が崩壊し、最悪は暴徒になって自らを攻撃してしまうのです。
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2型に戻りましょう。
こちらは「過食、肥満、運動不足、ストレス、加齢などの複数の因子が絡み合った結果発症する」と言われるもの。
太っている人が皆糖尿病になりそうなものです。
肥満、運動不足、ストレス、加齢。
加齢によって人体の新陳代謝は低下します。
これはしようのないこと。いずれは死を迎える準備をゆっくりとしている訳です。
運動不足によってエネルギーの消費が更に減ることになります。
それが肥満へとつながっているのですから、肥満自体は目に見える消費不足を表しているに過ぎません。
問題はストレスです。
人は生きている限り中々ストレスと縁を切るのは難しいのです。
ストレスは原始からの防衛本能と狩猟本能の発動を意味しています。
脳下垂体から副腎というところに指令を出して、アドレナリンという物質が放出されます。
すると心拍数は上がり、血圧も上昇、毛細血管はぎゅっと収縮し、呼吸が荒くなります。
今にも襲い掛かる、あるいは必死で逃走する、その準備を体の本能が行っている訳です。
恋をした時も同じです。
こちらは狩猟本能に近いものですが、種の保存という本能が大いに加担していると思われます。
問題は、ストレスが無意味に本能を刺激していることです。
将来への悩み、人間関係の板ばさみ、健康への不安、欲求不満、取り越し苦労、気苦労、過度の労働。本当はなくたっていいものばかり。しかし悩まずにはいられない。
結果、日中何がしかのストレスが続いてしまう。
下手をすれば布団に入っても、あるいは夢の中ですら心の不安にさいなまれてしまう。
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分かりますでしょうか?
それが血管を収縮させ、血流が細胞に酸素を運ぶ作業を省略し、回収していた粗大ごみをどこかしこに詰まらせてしまうことが。
糖尿病になってしまった私たちが今からできることは、そうしたストレスの排除ではありません。できるのであれば、とっくにしていることでしょう。
嫌なストレスが心地よい人などいませんから。
できること、それはストレスに強い体質作りです。
加齢によって、あるいは肥満によって体に起きている最悪の状況は、血液のそうした不要なごみが、体外に排泄されずに残ってしまうことです。
新陳代謝が低下しているのに、運動不足なのに、若い頃と同じような食生活をしているなら、ゴミはより多く血液中にばらまかれていることでしょう。
それを分別して肝臓が一部を引き取り、不要なものは腎臓がフル活動で濾過・排泄させていますが、腎臓にも休みが必要です。
ろくな栄養も与えられずにフル回転していれば必ず腎臓は弱ってきます。
その結果、血液はいつも汚れっぱなしのゴミ屋敷です。
秩序を好む免疫部隊もやる気をなくすことでしょう。
すい臓にも当然必要なものが行き渡らなくなります。
細胞が失われなくとも、細胞自体が弱って機能を果たさなくなった、それがすい臓のβ細胞だった、だからインスリンが足りなくなって血糖値が上がり続けた、結果、糖尿病2型の完成です。
元もとの原因は、血液循環の不良と血液の汚れにある。
それが官足法の出した結論です。
治すべきは血液循環と血液の状態です。
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そして糖尿病というのはすい臓からのインスリンが減少する病気。
インスリンが減少したのは、すい臓の細胞がダメージを受けたか、すい臓事態が弱ってしまったかのいずれか。
東洋で発見された反射区、というのは世紀の大発見なのですが、そこまで取り上げられたことはありません。何となく、足つぼ、針や灸を打つところ、何となく体には良さそう、でもどうか分からない、というそんなあやふやなイメージもあり、科学的に研究して実証しようという科学者がいなかったということも原因かも知れません。
すい臓の反射区というのは、足の内側側面にあり、「胃」と「十二指腸」の間に挟まれて存在します。それゆえ位置が確定しづらいところですが、この反射区を刺激し続けていると、実際のすい臓の周囲に血液が集まり、温度が上昇します。胃袋のように蠕動することはありませんので、目で見ては分からないのですが、今できる限りの活動を元気に行おうとする様子を感じます。
他の反射区に対する各臓器や器官も同じです。
反射区を刺激することで、良い信号が伝わり、傷んだ所を修復し、弱った細胞に酸素と養分をたっぷりと与えて活を入れます。
糖尿病は血液の病気、そしてすい臓が犠牲者です。
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血液の循環を良くするために行うことは、足裏に溜まり切った血液のごみ(老廃物)を踏み潰して、再び血液に戻し、体外に排泄させることが一番大きな作業、大掃除となります。
これには20分以上ウォークマットやプチマットを踏んで3~4ケ月は最低かかります。
踏む時間の長さと掃除が終わるまでの期間は反比例します。長く踏めば早く終わる、ということです。
足裏には「腎臓」「肝臓」「心臓」「副腎」「脾臓」「甲状腺」などをはじめ、「小腸」「大腸」の重要な内蔵機関の反射区がひしめいています。マットを踏んで老廃物を潰す、という作業を行いながら、実はこれらの反射区も刺激できていることは大きな一石二鳥です。
新陳代謝を内臓から高めて、血液を汚れなくすることが大事です。
特に「腎臓」「輸尿管」「膀胱」は官足法でも要にあります。
血液を浄化して不要なゴミを排泄する、という、血液の環境を保険しているグループなのです。
胃と十二指腸は消化の要です。
消化が悪ければ腸に負担をかけます。
未消化のものが下りてゆけば腐敗して毒素が出て、やはり血液を汚す原因になります。
良く、腸の宿便が健康を害していると言われますが、古い未消化物がいつまでも体内にあるのは良くないに決まっています。
「胃」「十二指腸」と糖尿病の主役である「すい臓」の反射区は陸続きになっています。
「胃」「すい臓」「十二指腸」の順番の流れで、一まとめに揉んでゆくのがベストです。
この3つの反射区は一部を足裏に置きながらも、実際はほとんどの部分が足の内側側面にあります。
ですから、ここを刺激する(揉む)には、足を内側に傾けて上手にマットを使うか、別途グリグリ棒などで良く刺激してやることが必要です。
特にすい臓の近辺は反射区が痛むのではないかと思いますが、遠慮してはいけません。
痛みこそ臓器からの唯一の声。
悪い場所だから何とかして欲しいという訴えです。
悪いところがなければ訴える必要もありませんから、痛むこともありません。
すい臓を元気にしたいなら、痛みがいつか消えるまで揉み切ることです。
数ヶ月かかる覚悟でいれば、いつかは必ず痛みは消えてゆきます。
すい臓に元気が戻るのです。
さて、糖尿病という、3大成人病の一つも単純な原因から起きていました。
他の病気と似たり寄ったりという話になってしまいますが、同じような努力の仕方で、水虫から末期がんまで、治ることが分かっています。
なぜなら官足法が実践してきた30数年の間に同じことをして難病を克服したかたが無数にいらっしゃるからです。
例外はほぼ、ありません。
極端な高齢者か、手術を何度も重ねた方には効きにくい、というデータはありますがそれくらいです。
先天性の遺伝子異常、たとえば亡くなったアシュリーさんで有名になったプロジェリア症候群などは、改善する可能性はあるものの、進行を止めたり完治させるのは難しいようですが、ダウン症の子供に官足法を実践して知能が発達した例もあります。
中々治りません、という方のお話を良く聞いてみると、ちゃんとやっていないか、やり方を完全に間違っているかのどちらか、ということが分かります。
足裏、足首、足の甲、ふくらはぎ、膝裏のいずれかに揉めば痛むところがあるなら、解決できていないと考えてもおかしくないのです。本当に健康な人はどこも痛まないからです。
糖尿病も例外はありません。
是非希望を持って取り組んでいただければと思います。
ウインターベル健康ショップ
(c) saki|イラスト素材 PIXTA
- 2013.08.27
- 07:01
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