症状別治療法
水虫
水虫の治療は簡単です。
水虫ってけっこう人には言いいにくい病気ですよね。肝臓が悪いとか、血糖値が高いとか、結石を持ってるとか、平気で言えるのに。何だか水虫って、不潔な病気っていうイメージが。
ある意味それは当たっているんです。もちろん毎日お風呂に入っているとかいないとか、そんな話ではありません。
水虫は言わずもがなで、白癬菌が原因。彼らが足の裏にたまった栄養をバクバクバクバクと食べるから水虫になる。
水虫がなぜ足に集中するのか、分かりますか?
足の裏に彼らの好む栄養がたっぷりあるからです。
なぜ足の裏にばかり水虫の好む食べ物があるのか分かりますか?
そこに彼らの栄養が溜まりやすいからです。
なぜ溜まるのか。
足は心臓から一番遠い体の部分。
想像してみて下さい。
川の下流には良く濁った溜りが出来ていますよね。
山の谷あいを流れて入るときは水も勢いがあったのに、下流に行くほど色々と障害物もあり、枝分かれもあり、ということで、所々汚い溜りができる。あるいは三角州、土砂が陸を作る。昔理科の実験でありましたね。
人間の体にも同じことが起きています。
心臓が水源地とすれば、足は一番の下流。
川は海に出てゆきますが、血の川はまた心臓に戻って来なくてはならない。
そこで、溜まった足の堆積物にかまっている暇はない訳です。
血は安静時に毎分約5リットル、約50~60秒で心臓から心臓に戻って来ます。
どこかに溜まった血の堆積物をかき出してくれる職人は体の中にはいないのです。
これが最下流である足の裏に血の堆積物が溜まってゆく原因です。
これが白癬菌の大好物、ということになっています。
ここまで言うとお分かりのように、水虫の退治は単純に兵糧攻め。
彼らに餌を与えないことです。
水虫は足の皮膚の表面近くを住処とするため、足の浅いところにある餌を無くしてしまえば良いのです。
血の堆積物は実は骨の近くまで溜まっています。
しかし、水虫退治には足の皮に表面近くに溜まった堆積物(汚れ)を無くしてしまえば良いのです。
ね、簡単でしょう?
ウォークマットを数日ゴリゴリと踏んでその餌をすりつぶして血の中に戻すか、グリグリ棒などを使ってしっかり粉砕してしまえばいいってことなのです。
醸造酢に毎日つける、なんて方法も有効ですが、絶対この方がてっとり早いです。
さて私店長の体験談に入ります。
私はウォークマットを踏み始めてから、水虫など縁がないものと思っておりました。
ところが、ある夏の日、右足の小指と薬指の股の間に、それはできてしまったのです。
痒くて痒くて、毎日掻いている内に皮も向けて、更にその下の赤い皮膚も痒い。
実は店長、官足法では足の裏だけでなく、指や指の股、足の甲なども入念にマッサージした方が良い、という掟を知りながら、そのあたりは手を抜いていたんですね。
だから、足の裏でなく、指の股に水虫ができてしまった。
水虫のおいしい餌がそこに放置されていたのですね。
で、赤くなって痛痒い粘膜むき出しのその部分をマッサージするのも辛い。
でも私にはとっておきの切り札がありました。
それはビワの葉エキス。
その辺に生えていたビワの葉を切り刻んで、ホワイトリカーに3ケ月ほど漬けたもの。
ビワの葉には強い殺菌作用があり、水虫には強い味方、ということを知っていました。
そのビワの葉エキスを毎晩ガーゼに染ませて患部に付けて寝る、ということをほぼ1週間続けて、すっかり完治しました。
まあ、そうなる前に、水虫の餌となる足の内部の堆積物はまめに粉砕しておきましょう。
ちなみに私がプチ水虫になったのは30年ぶりでした。
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