ナツメグとメース

ナツメグとメース


ニクズク科の熱帯性常緑樹、和名は肉荳(にくずく)です。
樹高は10~20mに達します。雄の木と雌の木があるのが特徴で、雌の木だけでは果実はできません。メースはナツメグと同じニクズクの果実、つまり同じ植物から採れます。同じ種でも種皮がメースで、種子の方ががナツメグです。メースの方が香りが上品で、やさしい味覚がするため、昔から、メースの方が高級品でした。


【効能】
ナツメグには、様々な効能があり、昔から生薬、漢方として使われてきました。
体を暖める効果があり、体が冷えやすい冷え性の女性にオススメです。
健胃効果としても、腹痛止め、食欲増進、下痢止め、腸内ガスの抑制、整腸作用などの効果があります。
その他にも、口臭止め、頭脳を明晰にする効果、落ち込んだ気分の回復、頭皮や毛髪を健康にする、関節の痛み防止、乳汁分泌促進などにも効果があると言われています。
但し、一度に5g以上摂取すると、幻覚症状を引き起こす場合があり、薬が毒に変わってしまいます。5gというと、市販のスパイス容器の半分以上というかなりの量ですから、普通に使っている分には心配はありません。


【使用法】
ナツメグを使う料理ということでは、ハンバーグが代表的です。
ハンバーグをはじめ、肉の臭みを取るために使われることが多く、肉の中でも特にひき肉との相性が良いのです。
独特の甘い芳香があり、ハンバーグ、ミートソース、ミートローフなどのひき肉料理や魚料理の臭みを消すために用いられます。
またクッキーやケーキなどの焼き菓子、パンにも使われています。


【原産地】 モルッカ諸島(インドネシア)
主産地はモルッカ諸島に属するパンダ諸島。
西インド諸島(グレナダ)、スリランカなど。


【香りの主成分】
ミリスチシン(ナツメグ)。α-ピネン、β-ピネン(メース)