高血圧
血圧とは、心臓から送られた血液が、血管で摩擦する力を言います。
行きと帰り、血圧の下と上です。
足に向かって勢い良く流れていった血液は、足裏をくるりと回って、ふくらはぎにUターンします。ふくらはぎで勢いが落ちて、逆流するのを防ぐために、ふくらはぎの血管には逆流防止の弁がついています。ふくらはぎは運動して収縮する時にポンプの役割も果たし、何かと心臓に戻って行くには長い道のりを助けようとします。
そして膝の裏をくぐって、ふともも、股関節もくぐりぬけ、心臓へと戻ってゆきます。
若くて太い血管、しっかりとした心臓の拍動があれば、血圧は正常。
くちびるは赤く、爪はピンク色。肌の白い人なら頬も赤らんで見えることでしょう。
血管が狭くなるとどうでしょう。
渋滞した道路のようになります。
でも、血液は渋滞してはいけませんから、細い道路も無理にでも通過してゆきます。
この時大きな摩擦が生じて血圧は上昇します。
例えばこの時に血管道路が老朽化していて、固くひび割れている状態だとしたら、血液との摩擦で裂けてしまうこともあります。
それが脳内で起こったのが脳出血です。
さてでは血管が狭くなるとはどういうことでしょうか。
まず血管を包んでいる細胞が腫れて圧迫すれば血管はつぶされます。
例えば筋肉が収縮し、うっ血してそのまま慢性的に固くなってしまったとしましょう。
肩こり、首こり、腰痛、ふくらはぎの筋肉痛、膝痛など、筋肉や筋が固くなって血管を締め付ける。そこで血液はどうしても滞り気味になり、停留したものが段々と濃厚なドロドロになり、ついにはその辺りに溜まりをつくり頑固に居座って、凝りがひどくなります。
するとますます血管を締めるようになる。
血液と筋肉、どちらが先だったのでしょうか。
それは、血液なのです。
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血液の流れが悪くなり、血液自体の純度が悪くなったために、停留が始まったのです。
そこにストレスが加わって、血管が収縮し、自体を悪化させます。
「詰まり体質」を作ってゆくのです。
今回この記事で初めて官足法に触れる方のためだけに説明すれば、人間の血液はいつしか汚れが多くなり、その汚れは足裏に沈潜して溜まってゆきます。
足裏のみならず、足首、足の甲、ふくらはぎ(特に骨の近く)、膝裏と溜まってゆきます。
そして脳みそ、血管、心臓、肺臓、目、耳、鼻・・・もうどこにだって溜まるのです。
血液の汚れ、老廃物というもの。
それが進めば血行は悪く、新陳代謝が落ちて血液が更に汚れ、腎機能が低下して、血液は汚れっぱなし、「詰まり体質」の完成です。
そこから先はどんな病気にでもなることが出来、誰も体質を治してくれず、病院に通って薬を沢山飲んでその場をしのいで、活性酸素が増えて血液は毒でいっぱい、そしてたくさんの病気とお友達になってゆく。
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高血圧の話に戻りましょう。
足に向かって送り出された血液は、足裏をくるりと回って心臓に帰らなくてはなりません。
そこでもし、足裏がたっぷりのごみでパイプ詰まりをしていたらどうでしょうか。
とっぷりと足首まで埋まっている状態です。
血液は一部を足首から先に散らして、本流は足首のところで引き返さざるを得ません。
するとその分血液の循環サイクルは短くなる訳です。
心臓がぎゅっと絞られた状態を、今度ふわっと膨らんで戻すのを早めなくてはなりませんから、この時にブレーキのような圧がかかって、血圧の下の方が高くなります。
血液は急いで引き返して行きますが、第二の関門が膝裏です。
(c) 赤城 一人|ストック写真 PIXTA
膝は座っている時(畳に座る、ソファーに座る、椅子に座る、どんな時でも)、曲げられていますから、そこで血液は滞留しやすくなっています。
足裏ほどでないにしろ、血流は妨げられ、停留して、そこにゴミを捨ててゆきやすくなります。バスで移動している時より、バスを降りての観光地の方がゴミが増えますよね。
例えはイマイチですが、とにかく流れが緩くなると、ゴミも溜まりやすくなるのが人体の原理です。
膝裏にも徐々にこうしてゴミは溜まってゆきます。
そこが血液の第二の関所となります。
心臓に戻ろうとする血液が、膝裏のところで天井が低くなり、身をかがめて通過しようとするのですが、結局は体がつかえて壁に体をこすりながら、ようやく先に進みます。
この時の摩擦が最高血圧として数値に表れる訳です。
高血圧です。
お酒や食べ物のせい、老化のせい、運動不足のせい、肥満のせい、だから仕方ない、と思っていませんか。
本当の原因は、足裏と足首、膝裏の詰まりが半端ではないから高血圧になるんです。
腎臓が弱いから、血液のゴミを処分できないんです。
脾臓が弱いから、血液の量の加減を調整できないんです。
新陳代謝が悪いから、余分なごみが残ってしまうんです。
胃と十二指腸の消化が弱いから、ごみを出してしまうんです。
ものを良く噛んで食べないから、唾液が不足して消化を助けないし、殺菌ができてないんです。
だから、食べ物や年齢のせいではありません。
高血圧は病気とは言えません。
なぜなら、ウイルスでも遺伝でも原因不明でもないからです。
足と膝が詰まって血流が咳をしているだけなのです。
そしてこれから本格的な病気を始める前触れということです。
まず足裏と膝裏に詰まったごみを掃除して、すっきりしましょう。
血行が良くなり、血圧は正常になります。
それからが大事なのです。
詰まり体質を消滅しなくてはなりません。
血圧は案外早めに正常化するものですが、詰まり体質となるとその上の悪の親玉です。
胃と十二指腸、そして小腸から大腸全体、消化器官を万全にしなくてはなりません。
胃痛も便秘も無縁にならなくては、血液が汚れます。
肝臓、胆嚢、すい臓、甲状腺、新陳代謝器官を元気にしなくてはなりません。
特に化学物質のリサイクル工場である肝臓は、本来の最強の臓器にしましょう。
腎臓、輸尿管、膀胱という、血液の浄化から排泄への流れを、最新の浄水所に変えましょう。ストレスや食事などでいざ血液が汚れても、腎臓がきっちり仕事をすれば、血液は汚れません。
疲れてしまった脾臓を優しく揉み解してあげて下さい。
脾臓は血が濃くなればダムを緩めて血の量を増やし、逆に多くなりすぎれば血液を貯蔵してダムを閉める、そんな便利屋さんなんです。
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そして、できれば食事にも気を使った方が良いのは言うまでもありませんが、昔から良く言われているように、食べ物を口にして、租借する回数を意識的に少し増やすだけでもずいぶん違います。消化力と殺菌力が増えるからです。
なかなか意識してまでは、という方は、白米から玄米食に変える、ということをお勧めします。玄米は白米より栄養価が高く、活性水素に優れ、GI値が高くて肥満しにくく、白米より固いために咀嚼回数が必然的に増えます。もう、良いことづくめです。
問題はおいしく炊けないこと、と思っていらっしゃる方もいると思いますが、おいしく炊けます。おいしい玄米の炊き方↓
https://winterbell.jp/hpgen/HPB/entries/219.html
(c) yuki★|写真素材 PIXTA
理屈は分かったけれど、どうすれば良いかまるで分からない、という方はいらっしゃいますか?
足裏と膝裏からゴミが取れるまでとことん揉んで、更に腎臓をはじめ新陳代謝器官に対する各反射区を全て良く刺激して下さい。
1日何時間行ってもOKです。
・・・これでは不親切ですね。
ホームページや店長ブログをお読みいただければそこら中にやり方が書かれています。
この際、官足法というものを良く知っていただくのも、これからの人生の半分を病気のせいで損しないためには大変良いことかも知れません。