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人は夏に凍死する

店長です。


人は夏に凍死します。


凍死は大袈裟ですが、気をつけなくてはなりません。


夏は暑いので当然軽装になります。
ご自分の服装を見て下さい。
半袖に半パン、首の露わな丸首やVネックシャツ。
Tシャツの下は素肌。腰回りはゆったり風通しも良い。
みたいな恰好(自己申告)で、そのまま寝たりもする。


そんな恰好でなければ耐えられないこともあるでしょうけれど、大抵は家にもある扇風機やエアコンのスイッチに手が伸びるものです。


これは暑さ対策、ひいては熱中症対策にもなるので利用しない手はないでしょう。


気をつけることはこの時からです。


特にエアコン。
汗が引いて夏のうだるような暑さも蚊帳の外、快適な屋内ライフを満喫している時に水を差してさらに冷たくするようですが、問題発生です。


体が冷えるということは、冷やしてはいけない所も冷やしている、ということです。


何せ軽装のままですから。


特に警鐘を鳴らしたいのは
「首」「腰の裏」「足の指」の三か所です。


今までも事あるごとにご注意申し上げてきました。


「首」を冷やすのは汗が引く気持ちよさを満喫できて幸せです。
そこまでは良いでしょう。
すっかり熱がさめた後の首が問題です。
そのままクーラーの冷気にさらして放置していませんか。
私はかつて放置していました。
首は寒さに鈍いのです。
ふと気が付くと首が氷のように冷たくなっている時があります。


首というと、人間の体の成長と成長後の新陳代謝に大きく関わる重要な器官があることをご存じでしょうか。
甲状腺です。
細胞の死と誕生を司っています。若者なら成長ホルモンが分泌されます。逆に老化と深い関係があります。脱毛や皮膚のたるみ・しわ・くすみ、気力体力の低下、若さと逆行する多くのことがこの甲状腺の衰弱によって起こります。


首の皮一枚を隔ててこの重要な内臓がバタフライのように喉に張り付いています。
ここを冷やすと間違いなく機能は低下します。それが一時的であっても、習慣化すると元に戻らなくなります。それが体の老化だけではなく、橋本病やバセドウ病のいう病名を聞かされるきっかけになります。


更に悪いことに甲状腺の裏側には副甲状腺という、更に厄介な落とし穴があります。
こんな大切な臓器を落とし穴とは何事、ということですが、それは生活の中での不注意な冷却による弊害という意味です。


副甲状腺の機能が低下することにより多くの問題が起こりやすくなります。
副甲状腺は血中のカルシウムが不足すると骨からカルシウムを取り出して補充するという役割を持っています。この機能を低下させると、低カルシウム血症、高リン血症に発展します。指先の痺れやけいれん、皮膚の乾燥、精神不安定、神経過敏(夜中の足つりの原因)になります。
皮膚自体も過敏症になり、いわゆる敏感肌、湿疹、皮膚炎、水虫などのトラブルが多くなります。


そして現代人を最も悩ませる、アレルギー(花粉症、アトピー、食物アレルギー)の原因になると言われています。


人体の内臓の中で唯一手で触れるのが甲状腺、裏に隠れて副甲状腺。
それだけ外気に影響されやすいもの。
それが機能を失うとどんな禍に見舞われるか、理屈を知りもしないで、薬やサプリにばかり頼るのはどうかと思うのですが。


もう一つ大事なのは、脳の下方部にある「視床下部」や「脳下垂体」という脳の一部器官です。その役割の一つは、自律神経の大元であるということです。
自律神経は自分で意識しないで体に起きていることの全てです。
生命活動そのものと言えるでしょう。
また、うつ病に端を発する、精神的疾患の全てはこの脳の繊細な器官によって引き起こされています。パニック障害、不安症、対人恐怖症、統合失調症・・・・
脳下垂体の凝りは、首から伝ってくる冷気によってより強固なものになります。
首が冷える朝方にこの手の症状の悪化が見られるのは、首をさらして何の対策もせずに無防備に首を冷やすせいです。


腰の裏も冷やしやすい場所です。
自分で触ることも余りないので、もしかするとガチガチに冷えているかも知れないのに気が付きもしない。


腰の後ろに何があるのか。


あなたの大事な大事な生命の源と言っても過言ではない、「腎臓」様々がおはします。
あなたの体を災厄から守る二体の仁王様。温かい温度の中でたくさん働いてくれます。
外からすぐに冷えてしまうため、直ぐに働くのをやめてだだの木像に帰ってしまいます。


腎機能が低下すると良くないことは誰でも知っていることです。
最悪の結末は人工透析です。
必要だから二つあるのに、一個だけなら取っちゃいましょうという最終警告。
それというのも腎臓は一旦悪化すると決して治せないと言われているからです。


血液がドロドロになります。
ドロは体のあちこちにヘドロのように溜まります。
溜まって血管の内側にくっついて固くなり、動脈硬化を引き起こす、というのはほんの序の口で、血液の循環自体が悪くなる訳ですから、もはや万病の発信基地になるというものです。


健康な腎臓を冷やして徐々に悪化させてしまうかも知れない。
不健康な腎臓を冷やして悪化の途をたどるかも知れない。
それでもいいや、涼しければ、と私には開き直ることはできません。


最後に足の指。
たかが指、何で?と思われるでしょうか。
足の指が冷えると足全体が冷えます。
冷やさなくても冷たいのを冷え性といいます。
これは病気ではない。一つの状態です。
と思っていると危ないです。
冷えは万病の巣です。


特に女性は子宮を冷やして壊します。
お腹を冷やすとお腹を壊すのと同じです。
違うのは、子宮を壊すと長期化するということです。


指が冷え、足全体に広がり、腓骨筋をたどって冷えが子宮に達します。


子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣嚢腫、子宮がん、子宮頸がん、生理不順、生理痛、不妊症。


足指が冷えるとなぜ子宮も冷えるのか、本当のことは良く分かりませんが、足が冷たい女性には婦人科の病気がある、もしくはこれからなる可能性が高い、というのはその条件を満たす女性の方の多くの悩みを聞いてきたからです。
足の冷えは子宮の冷え、というのが確信です。


これらを夏のエアコンで冷やさないこと、というのは別に、ムキになって対策を、という訳ではありません。心に意識するだけでも少しは違ってくるでしょう。
さりげない手当でもできれば良いのです。
そして、何をしても良くならない、という病気を抱える方は、このことを一度振り返ってみてはいかがでしょうか。


店長でした。




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