健康情報中心に
仮面高血圧
店長です。
仮面と言えば舞踏会、或いはオペラ座の怪人を思い出す凡人です。
仮面高血圧。
高血圧が仮面をつけています。
これが笑わずにいられようか、です。
病院で検査を受けた時はほぼ正常。
なのに寝ている間にジワジワと血圧が上昇、あるいは朝方急激に上昇する、です。
以前から良くつぶやいてきましたが、夜になると気温は下がります。
夜明け前がピークで、陽が昇ってからは気温が上昇してゆきます。
それは温度の差はあれ、夏でも冬でも変わりません。
ですから、首をさらけ出したまま、無防備に寝散らかしていると、首が冷えてきて、自律神経系に影響がありますよ、体温が低下して血管が収縮し、肩こり首凝りが悪化しますよ、頭部周辺に持病を持つ方は朝から調子が悪いですよ、バセドウや橋本病など甲状腺に問題ある人はもっての他ですよ、と言い続けてきました。
高血圧も自律神経の失調からくるものと、単に足にゴミを溜めすぎているものと2通りあります。前者は首冷えがもっての他なんです。
朝起きると不整脈がすごく頻発した、どうしてでしょう。
良く良く聞いてみたら、夏で暑かったので、アイスノンを首の後ろに敷いて寝た、というのです。のけぞってしまいました。それは傷口に醤油を垂らしたら痛かった、なぜでしょう、レベルのご質問でしたよ。
早朝高血圧、白衣高血圧なんて言葉もあります、というか、そうやって病名を増やしていって、新しい薬を売り出そうというのはいかがなものか。
いっそ「ハードル低下性高血圧」というのはどうですか?
上限基準を下げたために増える高血圧患者のことです。
昔は160までOKだった高血圧基準が今は何を根拠か不明だが140にまで下げられた。
これによって高血圧患者が1000万人増加したという人がいます。
官足法の理想の血圧は72~144です。
これって上が高血圧ですね。いやあ済みません。間違ってました、などとは言いませんからね。提唱した官先生はもう亡くなってます。いや、そういうことではなく。
そもそも高血圧が病気なんて、どうしてですか。
高血圧で怖いのは長年の高血圧による動脈硬化、その結果による心筋梗塞か脳溢血でしょう。でもそれは、高血圧ではない範囲の人にも起こります。非喫煙者でも肺がんになるのと同じ理屈です。お医者さんは脅すのが仕事です。
その結果、患者が増える、薬局が潤う、更に副作用も増えてまた新しい薬、治療、手術と、無限に良いお客さんになる。
足裏にこびりついた大量の老廃物が血流の摩擦となって血圧が上がる。
膝裏でも老廃物が溜まって硬くなり血圧が上がる。
これが血圧のワン・ツー・パンチ。
鼠蹊部や腋下でも溜まるが、上に行くほど溜まり具合は少ないとみる。
地道にガリガリと削って取ってしまやあいいんだ、と官先生は考えた。
実際そうしてみた。
そうすると脆弱な自分の体と持病が取れて健康になった。
だからこれを世間に広めようと思った。30数年前。
これがいきさつ。
官足法を複雑に考える人も多いが、この単純さが全てと言っても過言ではない。
さて、血圧は自律神経によってコントロールされています。
なぜ上げたり下げたりする必要があるのか。
それは人間の逃走本能&闘争本能に起因します。
危険を感じて逃げるためには体を俊敏にしなくてはならない。
だから緊張して血流を早め、血圧が上がる。
獲物を狩るにも同じ条件が必要になります。
もうひとつは、血圧を上げないと体の隅々に行き届かないと体が判断した時です。
詰まったパイプがある、でも血液を届けない訳にはいかない、そこで心臓をギュっとしぼる。
血は流れるが摩擦は大きくなる、それが血圧の大きさを決める。
血圧は体の方で必要としているから高くなったのです。
それを薬で無理に下げるのは死への序曲です。
やんちゃな高血圧があります。
色んな場面で上がったり下がったり。
いつ測っても違う。全く正常かと思えば突然高血圧に。
これは自律神経がめまいを起こしているのです。
ちょっとしたストレスにも動揺して人間の本能を起動する。
そしてなかなかスイッチをOFFにしない。
これはもう、ノルアドレナリンかセロトニンの不足が疑われる。
受容体の感受性がずぶとくならないと解決しない。
と言っても良く分からないでしょうか。
生活を規則正しくし、なるべく何とかしてストレスと縁を切り、好きなことや新しいことにできるだけ時間を割き、はりきりすぎず、頑張り過ぎず、適度にいいかげんで、家族とは衝突せず円満に、車を使わずできるだけ自分の足で移動し、恋をし、映画を見て笑い、感動し、自分を好きになること。
こんなことを続けるしかない。
でも楽しいことばかりでしょ?
今できないことは、目標を立ててゆきましょう。
私にはできない、と考えるのはやめましょう。
できないことなどありません。
肩の力を抜き、肩の凝りを取り、血圧を楽にしてあげましょう。
店長でした。
- 2016.02.02
- 17:41
- 健康情報中心に