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人を殺めるもの

店長です。


世界一人を殺している生物は蚊だそうです。
日本でも騒ぎになったデング熱。
蚊が媒介します。
マラリアなどもそうです。
蚊は夏場に大量発生し、大量の人肌を刺して、血が固まらないようにするため唾液を注入します。この中にウイルスが入っている可能性があるということです。


この結果、世界で毎年70万人以上の人が亡くなります。


そして栄えある第2位は、残念ながら、人間です。
人間が、人間を殺しています。
自分で自分を殺す自殺もそれに該当するはずですが、数字に反映しているかは知りません。
50万人近くが、戦争などの犠牲になっています。


「ウオーキング・デッド」という、海外の人気ドラマがあります。
現在シーズン6を放送中、まだ続いています。
店長、悪趣味ですね、と言われそうですが、これはゾンビのドラマです。
世界はゾンビによって滅びかけており、生き残った僅かの人々も命を落とし続けています。


このドラマで最も怖いのは、ゾンビではないことが、観ている人には分かってきます。
怖いのは人間です。
なぜなら人は嘘を付くからです。
得体のしれない欲望を秘めているからです。
信頼するものを裏切ります。
人を狩って食料にするものまで現れました。
感情を爆発させ仲間を殴打することはしょっちゅうです。


ただ、叫んだりすることは少なく、比較的いつも静かです。
音を立てると、ゾンビに気付かれるからです。


先ほどの第二位、という結果に関連付けしてみました。


人は極悪非道の生物なのか?
決してそんなことはありません。
ゾンビのように、人の顔さえ見れば、誰かれ構わず殺して食おうとする、そんなものより遙かに善良です。
70億人の内の50万人は確かに人が殺しているのは事実でしょうが、確率は0.00007%です。それも紛争地域に近づかなければもっともっと下がる。


まず、殺人者に出会い命を失う可能性は極端に低いのです。


それどころか、人が大怪我をしたり、急病で倒れれば、発見した人が救急車を呼び、救急病院で素早く適切な処置をしてくれます。人命を救うために。
人は人命を尊ぶのが性分です。
例外は極めて少ない。


人命を救う病院は本当に有難い存在です。
外国では極めて病院が不足している国もあり、当然病気や怪我での死亡率は高い。
日本に住んでいる私たちはとても幸運です。
外科医療は信じられないほど進歩しており、今もまだ技術を向上し続けています。
一番の問題は、内科の問題です。お医者さんは決め手となるツールに欠けており、必ずしも適切な判断ができないということです。
嘘だと思うなら、処方された服用薬を指して、「この薬で必ず私の病気は治りますか?」と聞いてみて下さい。「絶対治ります」と言う言葉が聞けましたか?


でもこれはお医者さんの責任ではありません。
お医者さんだって人を救いたいはず。
人の病気を重くして死なせるのが好き、なんていう悪魔のような人がいるとは思えません。
であれば、なぜ、大きな病院で十分な手当てを受けたにも拘わらず、死んでしまう人が無くならないのでしょうか。


医療は進歩の途中でまだまだ開発の余地があり、新薬も毎年のように生まれてくる。


これが、その言い訳です。


もっと砕けた言い方をするなら、「将来どんな癌でも治る特効薬が開発されることを期待している」となる。
根拠はないのです。


確実に病気を治す薬があるなら、私は今からでも官足法を勧めるのはやめて、薬を飲みなさいと言います。


その方がどれほど楽でしょうか。
薬を数回飲んだだけで、確実に治るとしたら。
毎日時間をかけて、足裏の痛みに耐えながら、取り組むのは、辛いことです。
しかし、残念ながら、あなたが生きている内に「完璧」な新薬は生まれないかもしれません。
もう、このブログを見て下さった時点であなたがご病気持ちなら、おそらく何かを待っていてもこの先巡り合うことはないでしょう。


まして年々、症状を悪化させているという自覚があるなら、「待つ」という行為は自殺行為です。


人間は悪ではない、微小な例外を除いて善である。
そして、病気を治す、ということにおいて人間の全ての知恵の行き先は、医療だけではない、ということを、ちょっと難し気に語ってみました。


店長でした。


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