健康情報中心に
官足法に足りないもの 其の二
店長です。
官足法に足りないものは何か。
今回はその2です。
私は官足法だけで万病と縁を切った者の一人です。
ですからしばらくの間は「官足法さえあれば健康になる」と思い込んでいました。
実はそうではないんだ、ということが少しづつ分かってきます。
それは官足法というものに深入りしなければ分からなかったことです。
前回は、「食事についての説明がない」ということでした。
今回は「運動についての言及がない」というテーマです。
思えば、当時の私は病気の巣ではありましたが、営業マンで良く歩き、体を動かしていました。だからこそ、官足法が、そしてウォークマット踏みが良く功を奏したのだ、と言えると思います。
健康というものは運動を切り離しては考えられない、と今では思っています。
その最低限の必要は、歩くことだと思います。
歩くこと歩くこと、なんでも良いから歩くこと。
もう、それが一番大事。
歩かないで健康にはなれない。
中途半端にしかなれない。
想像してみて下さい。
私は病気です。
疲れるので家から一歩も出ません。
あるべく動かないで一日を過ごします。
昼間寝て夜起きていることもあります。
パソコンが趣味で、何時間も触っていることがあります。
でも官足法を知って、足揉みだけは毎日1時間はやってます。
私はもうじき健康になれるでしょうか?
答え、たぶん無理です。
足さえ揉んでいれば健康かって、いいえ生活自体が不健康です。
年を取ると使わない筋肉はあっという間に無くなります。
もうひとつ想像してみて下さい。
ご老人です。
普段の歩行にも杖を使うくらいに足腰が衰えています。
健康のために時折散歩に出かけます。
そこへたまたまボール遊びをしていた子供がぶつかってきて、体力のない老人はパタリと倒れます。
その瞬間、あっさりと足を骨折してしまいました。
骨粗しょう症でもあったのです。
救急車を呼んで病院、そのまま入院です。
お年のため中々骨もくっつきません。
長期入院でますます足腰が弱り、退院後も結局寝たきりになってしまいました。
そして数年後にそのまま亡くなってしまいます。
実はこれは想像ではなく、私が好きだった祖母の話です。
20年以上も昔の話。
死因は何でしょうか。
私は、足腰の弱りが死因だと考えています。
そうなってはいけない。
いくら健康を維持していても足腰が弱ることは別です。
官足法を毎日行っていても動かないでいれば体力はどんどん衰えてゆきます。
私自身、こんな経験があります。
先に述べたように、かつては営業で毎日良く歩いていました。
アメリカやイギリスにも20回以上出張を経験。
するとこれが日本以上に不便で歩かされること限りなしです。
そんな私でしたが、6年ちょっと前に退職し、今の仕事に変わりました。
もう歩かなくなり、パソコンの前での作業が主業務に変わります。
5年ほど経ったころ、「日を浴びない生活は健康に悪い」ということを、知ってはいたものの、改めて、健康には微塵も不安はないが、確かに今のままでは良くないかな、と少し外を歩くことにしました。時期は真夏。軽装で、サンダル履きで散歩です。
そういえば歩くのは久々だなあ、と思いながら歩いているとものの15分ほどで両足に激痛。筋肉が悲鳴を上げて歩行困難となりました。
休んでも痛みは消えず、足の筋肉そのものを痛めたようでした。
それを、そこから同じだけの距離、歩いて家に戻る、歯を食いしばり必死です。
この経験でようやく目覚めました。
歩かないでいればいつか私も亡き祖母のようになる。
ウォーキングだけは欠かしてはならないと思いました。
以来、どこへゆくのも歩きが基本となりました。
今では例えば浅草から自宅の板橋まで、20キロくらいなら歩ききれます。
ただ歩くのもつまらないので、色々と途中の楽しみを計画しながら歩きます。
運動は官足法と切り離してはいけないことです。
ラジオ体操などもして上半身も良くストレッチするのも良いと聞きます。
でもその前に、歩行を失ったら寿命も縮まります。
エスカレーターや動く歩道。
当然の権利の如く使って得しているように思えますが、ずいぶんと損しているんですね。
電動補助付き自転車も多くなり若い主婦が使っている光景を良く見かけます。
将来を思いやればお気の毒です。
私は運動や体操の方はプロではありませんから、良いアドバイスはできません。
各自、自分流に是非お勤めして下さい。
店長でした。
- 2015.05.27
- 08:15
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