健康情報中心に
健康という名の天空の城
店長です。
先日とある方とやり取りしていて、更に認識できたことがあります。
私が官足法を広める仕事に就いたのは、実に自分自身がかつて官足法で救われたことがきっかけです。それどころか、今思ってみれば、救われたのはほんの序の口で、最も重要なことはそれから15年にも渡り、健康を満喫できていること、健康であるために、日常の生活や仕事のことだけを考えることができている、という幸運があるということです。そして更に凄いのは、自分の体に関する不安など未来においてまで何もない、ということだと思います。
こう言うと自分自慢のように聞こえるかもしれませんが、多くの経験者が同じ思いを抱いているはずです。
私たちは特別な存在ではなく、基本は誰でもが平等に健康を満喫できるように肉体を作って下さっていると思います。(ごく一部には使命によって不具合を持って生まれる方もいますが)
それが、こっち側です。
常に青空、気候は常春、1点の汚れもない風光明媚な景色、おいしい風、そして暖かで清潔な宿での暮らし。
そんな風景が『自分の体の中』に広がっています。
「あなたもこっちへおいでよ」
と皆に呼びかけたくなります。
それを聞いた人が時折、じゃあ自分もそっちへ行ってみよう、と思うことがあります。
「どうやったら行けるの?」
と聞かれれば、「まず目の前にある砂利を敷き詰めた階段を、裸足で上ってきて下さい」と答えます。
「え~?これを上れって?裸足で?痛くて登れないよ」
となるけれど、「それを上らないとこっちには来れないよ」と。
そこで渋々上り始める人もいれば諦めるひともいる。
足が痛くても上る人は本当に凄い。信じる心、意志の強さ、忍耐力。
しかしその人には第二の難関が待っています。
階段を上っても上っても山の頂上どころか、楽園など見えてこない。
山頂は雲の上に隠れています。
そこで今なら、携帯を手にしてCALLする訳です。
「あんた、この階段、いったいどのくらい続くの?何段あるの?」
そこでこう答えるのです。
「人によって段数が違うのですよ。何段あるか、誰にも分りません。でも、必ずゴールがあります。」と。
そこで中には脱落する方もいますけれど、更に歯を食いしばって上る方もいる。
そしてまた暫くしてくじけそうになり問いただす。
「全然何の変化もないわ。ねえあんた、本当にこの道で合ってんの?本当に宿はあるんでしょうねえ!」
「私の方からはあなたが見えてます。だから、間違いありませんよ。」
ほんとかよ!と思ってはいるのでしょうが、ため息一つ、また目の前の砂利に一歩踏み出すそのけなげさたるや!
上って上って、少しでも景色が変わってくれば励みにもなるけれど、一向に灰色の雲の中を抜け出せない。しかしもうここまで来たからにはやるしかない、きっと天界まで登りきろう。
時々携帯を取り出して愚痴をいうけれど、足は止めない。
ああ、このあたりで一休みしよう。
ある時そう思って脇に座りうとうとする。
ふと目が覚めると雲が晴れかけている。
ぼんやりながら、山頂に陽がさしているのが見える。
美しい鳥のさえずりやせせらぎの音が聞こえる。
嬉しくなってほっとして力が湧いてくる。
そこから後はまだ何百段も残っていようと、もう関係ありません。
きっとあなたもこっち側の人になります。
そして必ず言うはずです。
「みんな、こっちへおいでよ」と。
だってこっちが普通なんですから。
店長でした。
どうせなら自分の体の中の絶景を観に行こう!
- 2014.11.27
- 11:44
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