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老廃物の移動

大きく膨らませた風船は空気が抜けると徐々に表面に張りがなくなり萎縮してゆきます。
ぷくりと盛り上がった自慢の筋肉も力を緩めると少し威力がなくなりますね。


人の身体の中も同じです。


年を取ると色んな病気になりやすくなるのはそのせいです。


脳梗塞。


萎縮の代表です。


血が行き渡らなくなり、勢いも衰えた、その結果脳の細胞が萎縮して脳梗塞になる。


身体全体に張りがなくなってしわびて見た目にもはっきりと老化が進む。
血液の流れと質、そして新陳代謝の衰えが人を老いさせ病気にもします。


その血液の流れを特に悪くしたのが足裏に溜まった老廃物である、と官有謀先生が40年も昔に発見して、病気の人のために、あるいはひとが病魔に教われないために、足揉みを推奨し、如何に血液というものが健康の根幹であるかを力説してきたのです。


さて、それで一見馬鹿の一つ覚えの如く、足を揉む、足を揉む、とにかく足を揉むと言っているのが官足法。ただ揉むんじゃない、転げまわるくらいの痛みに苛まれるほど力強く揉まなければならない。それが皆様の中には耐え切れずに止めてしまう方もかなりいます。
仕方がないしそれしか方法がないのです。


それでも頑張って足裏を揉んでいると、老廃物は気の遠くなるような時間を経て少しずつなくなってゆきます。
始めはきっと小さな柔らかい、湯葉のような老廃物が気まぐれに残った。
それの小さなきっかけを縁にして次のひとかけら、また次のひとかけらが積み上がってゆく。それが歩行や靴の締め付けによって、押されつぶされ、段々と固まってゆきます。
まるで、道路に張り付いたチューインガムのカスのよう。
最後は炭鉱の中で見るような、固い宝石のようにまでなって、肉の中に埋もれていることでしょう。


老廃物は大きく三層構造になっていると考えられています。


一層目は皮膚の表面近く。
この老廃物は取れるのも早い方です。
水虫の白癬菌が餌にするのがこれです。
だから、餌がなくなると水虫は枯れる。
官先生が「水虫ほど簡単に治せるものはない」と仰っていたのもうなずけます。


二層目は足の肉、筋、大部分における厚い層の中に幅を利かせているのがほとんどの老廃物です。
はじめはこれが足を強く揉んだときに塊として感じられ、痛みとなっていました。
この大量の老廃物を取るために多くの時間が必要で、長い痛みにも耐えなくてはなりません。
ようやくほぼ無くなってくる頃にはあれだけの痛みが嘘のようになくなります。


三層目、最後です。
肉と骨の間に溜まった老廃物。
これがしつこい。
頑固で丈夫、そして最深部に居る分なかなか降参しない。
最後まで微妙に痛みを残しているのはこの大古参の老廃物。
長老たちは頑固です。
でも大丈夫。
いずれは降参します。


それらの老廃物を砕いてさらに細かくして、碾き臼から出る粉のようにまでなれば、血管に回収されて足裏からやっと出て行ってくれます。それが足裏に巣を張る老廃物のいきさつです。


足裏に老廃物を運んだのは毛細血管です。
まだ、若い血管だったはず。
その後歳をとってちょっとだけしぼんでしまった。
だから最初の大きさまで戻ってもまだ回収されないでいる。
毛細血管がサイズダウンしてしまったからだ。
自分のサイズにあった血管を求めて移動する。
それが足裏の表面や足首、指の方に移動して。
痣をつくる。
小さな内出血を起こす。
しこりを作る。
かゆみを出す。
蕁麻疹が出る。
角質層がやられて皮膚がボロボロになる。
小さな穴があいて魚の目と間違える。
指の関節が痛くなる。
足裏がほてる。
加齢臭みたいな匂いがする。
・・・等など気になってお電話をいただくのがこのタイミング。


頑張って練習をするスポーツ学生は汗まみれになり泥んこになり筋肉が痙攣し怪我をしたりもする。
あなたの身体も同じように頑張っている。
汚ながってはいけません。
褒めてあげて下さい。
応援することを決してやめてはいけません。

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