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血液循環良ければ血行

店長です。


明けましておめでとうございます。


官足法の便利帖のコーナーには病気に関する原因と見解、治療法などについて記事を書いています。


書けば書くほど確信を深めるのは、人の身体は血液で生きている、ということです。
血液によって生かされ、血液に見放されて死ぬ、ということです。


我々が住んでいる地球も、一見は土の固まりですが、奥深くでは煮えたぎるマグマが蠢いていて、それが時々火山の噴火の形で噴き出して人命を奪うこともあります。
海底ではいくつものプレートが少しずつ移動して、時にはぱちんと弾けて地震が起きる。
あの気の毒な阪神淡路の震災や、真新しい東北地方太平洋沖地震の惨状は忘れてはなりませんが、地球自体は生きて、惑星としての生命活動を行っているに過ぎません。
地球が死ねば地球上の全ての生命も息絶えます。


人の身体も同じように、自分自身は全く何の自覚もなく、血液は地球2回り半もある血管を通り抜け、60兆個もある細胞の全てに酸素と栄養を届け、不要な物を回収して回っています。


血行が悪い、などと軽く言いますが、それは大変なことで、身体が終焉を迎える一歩手前、と考えても良いくらいのことと思います。


60兆個の細胞が必要としている酸素と栄養が不足に陥っているのに、いつまでも無事で済む方が奇跡です。


血行が落ちる、血行が悪い、血液循環が悪い。
手足が冷える、足がむくむ、腰が背中が肩が凝る。
病気という自覚もない症状に、適当な対処をしています。
靴下を重ね履きして湿布をはり、街のマッサージに通う。
良くなることはありません。
マイナスのエネルギーを溜めている身体です。
いつどこから噴火が起きるのか、どこで歪んだプレートが弾けるのか。
気にもしないで待っている訳です。


お正月早々嫌なこと言うなあ、と思うかもしれませんね。
でもそれは逆です。気づきは救いになります。


この単純な原理にさえ気が付けば、憂うことなどありません。


では、血行を良くしましょう。


お風呂に入りましょう。
サウナ、岩盤浴しましょう。
健康酒やサプリしましょう。
毎日皇居前を走りましょう。
お灸しましょう、吸い玉療法もいいらしい。


いっそ血行を良くする薬はないか。


・・・ちょっと違うんですねえ。
そんな薬もありません。


血行を良くするというのは、慢性的に血行が良い、ということなんです。


何かして一時的に血行が良くなっても、それは慰めに過ぎません。


寝ても覚めても血行がいい。
これです。
健康の神様はそこにしかいません。


だから、足裏や膝裏に詰まって血行を阻害するものを掃除しよう、と言うのです。
それが自分でできてしまうのですから、尚更です。
あとはそのことに気づくかどうかが運命の分かれ道です。


敢えてつけ加えるなら、腎機能が正常な範囲でへこたれていること。
血液が汚れます。
副甲状腺がしょげていること。
必要以上に敏感になり血管が収縮します。
五臓六腑全ては関係しあい、助け合って活動しています。
一つを補うために他の全てに迷惑がかかる構造です。


この複雑な関係を無視しての対症療法はどこか歪みを残すと思います。
薬と名の付くものには全て大げさな副作用が明記されています。
副作用に苦しむ人が出ても、事前の了解済みという訳です。


医療ではない、民間の健康法こそ最良であるとは思っていません。
医療でなければできない、素晴らしい技術はたくさんあります。
でも、お互いに長所と短所が存在することは事実だと思います。


それを見極め、使い分けることが人の権利であり、生きる術ではないでしょうか。
医療と官足法、いつか共存できる社会ができたら良いなあ、と初夢を抱く店長でした。


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