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食品衛生管理と免疫

店長です。


食品衛生管理。とても大事なことです。


2012年7月からレバ刺しは提供が禁止され、専門店から姿を消しました。
その直前にはかけこみ需要で食中毒も頻発。
いじきたないなあ、危ないから禁止になるのにレバ刺し求めて行列とは。


でも気持ちは分かります。
自分の好物がなくなると分かれば最後に食べておきたい。


私の奥さんも生モノ警戒派でして、火の通りの悪い鳥や豚肉はすぐにまたレンジでチンしてしまう。私はレンジでチンはきらいなので、自分は多少火の通りが悪くてもこっそりと食べてしまいます。
それくらいでやられるほどヤワな身体ではない、とそれだけが取り得ですから。


まあ、ひとそれぞれ、自己責任ということであれば問題はないかと思います。


賞味期限切れにも奥さん、神経質で、切れたらすぐに捨てたがる。
いやいや、たかが賞味期限です。
消費期限はいつなのか。
それを見てからでも遅くない・・・とは言え、消費期限の分からない食品も多数あります。


消費期限を記載するのは、製造からおよそ5日以内に品質が低下して害をなす可能性のある食品です。


一方賞味期限の方は、長期保存が可能な食品で、おいしく食べられるであろうという期限を製造者の判断で記載するものです。
ですから、賞味期限切れとなっていてもそれがすぐに害をなす悪魔に変化することはないというものです。


梅肉エキスのように、未開封なら100年でも保ちそうなものにさえ賞味期限は記載されていますけれど、実際のところ開封して賞味期限を1年すぎたものだって、何ら変わらずおいしく酸っぱくいただけてます。


問題は消費期限を過ぎた食品。


私の奥さんも消費期限を1日過ぎたものまでは許容しているようですが。
それも過ぎると開封もしないで捨てようとなさいます。
いつもそれに待ったをかけるのが私です。


なぜって、もしかしたらまだ食べられるかも知れないものを数字だけでとっとと捨ててしまうのはもったいないからです。


まず開封して鼻を近づけて良く匂いを確かめます。
そこで少しでも異質な匂いがあれば、まず、警戒。
本格的に傷んでいるものは匂いで分かります。
その場合はあきらめて生ゴミ行きです。
問題は食品本来の酸味や旨みの匂いか、傷み始めの匂いかが分からないときです。
その時は一片だけを舌の上に置いて転がしながら毒見をします。
そこでやはり傷みかけのものなら独特の味がしますから、やはりそこで吐き出して生ゴミ行きになります。


でもそこでクリアしたら例え消費期限を1週間過ぎていようと単に私の好きなおかずです。
家族は遠慮して食べません。奥さんはやめときなよ、と優しく注意してくれます。
その言葉に有難く感謝しつつ、豆腐だってダシ巻き卵だって魚だってそのまま一人で完食しています。


そうしたことを20年も続けていますが、一度も食中毒などに当たったことはありません。


今では自分のことを消費期限ソムリエと自画自賛しています(笑)。


鼻の嗅覚と舌の味覚は脳に直結しています。
危機回避能力の高い、本能的な感覚を持っています。
子供がピーマンやにんじんを嫌いなのは、苦さやすっぱさに対して、本能的危機回避能力が働くからです。


・・・という理屈で私は自分の鼻と舌を、消費期限の数字よりも信じているのです。


話は戻りますが、私はレバ刺しは好きではありませんが、ユッケは大好物です。
しかし、このユッケも生肉ということで、姿を消しているようです。
残念です。駆け込み中毒の方の気持ち、少し分かります。


鳥も豚も生焼けは危ないとは昔から言われているようです。
しかし、これからは牛も生焼けは歓迎されなくなりそうです。
血のしたたるサーロインステーキ(なんて食べたこともありませんが)はどうなんでしょう?内臓でなければOKなんですかね。


そもそも病原性大腸菌O157などの菌は誰にでも有害なんでしょうか。
前回同じ食事に含まれていたと思われるコレラ菌に日本人だけが感染した事件に触れてみましたが、日本人の過剰な清潔主義が免疫を腑抜けにしているってこととは関係ないでしょうか。


野生の肉食動物は、それこそ野生のねずみや鳥、蛙や亀だってがぶり、と生で食べています。鹿などの大きな草食動物が犠牲になると、まず内臓から食されます。
胃袋の中の植物も一緒に摂れるから、という説を聞いたことがあります。
彼ら肉食動物も中毒を起こすのでしょうか。


起こさないとしたなら、そうした菌に対する免疫があるに他なりません。


感染を予防するために、感染しそうなものを禁止するのは仕方ありません。


でも、避けてばかりで、免疫そのものについての強化については余り考えられていないと思います。医学的にもそれをする方法がないのが理由だと思います。


あくまでもこれは肉食がどうとか、贅沢がどうとかという議論とは別の話です。


見えない敵に対して恐怖して逃げまくるだけというのは、万物の霊長類である人間の取る策としては弱さばかりが目立っています。


人間(でも動物でも)が持っている免疫という素晴らしい自己防衛システム。
この軍隊をどう動かし、どのようにして鍛え、どうやってモチベーションを上げていけるのか、じっくりと考えてみるのはどうでしょうか。


それができりゃあ苦労はしないよ。
というのは言い訳。
良く見渡せば、結構そこらじゅうに解決策がころがっているものです。


店長でした。

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