健康情報中心に

除菌と不潔、どちらを選びますか?

店長です


神経質になっているのです。


もちろん自分や家族の身体が心配だからです。


でも身体を甘やかしすぎるのもだめです。


コマーシャルに影響されすぎてもいます。


食器や生活用品に付着した雑菌、空気中のウイルス。
それが人体に害をもたらす恐ろしいバイキンであります。
女性が叫んで除菌スプレーや洗剤をかけて一安心といったコマーシャル。
良く目にしますが、製品を売りたいがための過剰広告です。


人間それくらいで死にはしません。
むしろ多くの雑菌と知り合って免疫にたくさんの情報を日頃からあげた方が身体は強くなると思います。
免疫は情報のない雑菌やウイルスの侵入には最初はてこずります。
退治するのに何が有効なのかを手探りで試さなくてはならないからです。
でも一度戦った相手のことは情報バンクに残ります。
これが免疫のすごいところです。
次に侵入を許した時は、最短最善の手段で相手が増殖する前に根絶してくれるからです。
昔身体への侵略を受けて高熱を出しながら何日も苦しんだような強力な相手にだって、身体に再び侵入されたことさえ気付かない内に免疫が掃除してくれています。


一生免疫のお世話になりたくないなら、無菌室で過ごせばいい。
無菌室がいやなら、むしろある程度の菌との接触を許して免疫に情報を与えた方が良いと思いませんか?


先日テレビで、ある人がどこにでもある雑菌に感染して死の渕に至った逸話が放映され、そのあと司会の方がお医者さんにその対策を尋ねていました。
お医者さんの答えは、日頃できるだけ菌と接すること。ある程度不潔な方が免疫が強くなると。いくらなんでも同じテレビで除菌に熱心かと思えば、いや、菌とも接しておけ、とは視聴者を惑わしすぎではありませんか?


7~8年ほど前でしたか、アジア方面から帰国した日本人ツアー客がまとめてコレラに感染した事件がありました。ホテルのプールか食事の中にコレラ菌がいて、感染、発病したものと報告されていました。同じ食事を食べ、プールも使用していた外国人観光客に感染者はいませんでした。
そのニュースを聞いた時も、日本人はとても清潔で、水や食料の品質の管理も徹底していて、素晴らしい国ではあるけれど、いざとなったら免疫がなくて簡単に感染してしまう。
サバイバルには向いていない国民だと感じたものです。


子供のどろんこ遊び、砂場で遊んだり、自然のものに触れることを親が極端に警戒する傾向もあり、家の中でも除菌に熱心。
きれい好きは素晴らしいことなのですが、一方では免疫が育たない。
予防接種というのは、わざと菌のワクチンを注射して、免疫に情報を与えることです。しかし万一負けてしまわないように菌を最初から弱らせておくのです。
特に恐ろしい菌に関しては予防接種というものを受けてきた訳ですから、他は大したものではないということ。必要以上に除菌除菌と騒ぐのはやめた方が良いのではないでしょうか。
ただ、免疫力が低下してしまったお年寄りがいらっしゃるご家庭では、清潔を心がける必要があるでしょう。


しかしそのようなお年寄りだって、黙って免疫を弱らせていてはいけません。
免疫の好物は力強い血液循環とサラサラの血液そのものです。
規則正しい生活と笑い声です。
精進料理も大好きです。
口と手を良く動かす人が好きです。


とても元気なご老人と、今にも倒れてしまいそうなご老人の差は、良く生活をご覧になっていると分かってきます。


免疫は生涯その人のボディガードです。
見合ったお給料とまかないを与えてあげないと働いてくれなくなります。
酸素と栄養です。
それに快適な住まいです。
それが血液と血管、リンパ管というお話。


官足法が血液に固執するのはそこにこそ健康の秘訣があるからです。


店長でした。

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