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癌細胞
店長です。
癌細胞はいきなり発生してパっと増殖する訳ではありません。
1cmの癌細胞に育つには長い年数が必要です。
その細胞数約10億個。
それでようやくレントゲンで発見されるようになります。
先日テレビであるドクターが、
「ガン患者が増えたのは、人間が長生きするようになったから。」
なんておっしゃってました。
それは、日本人の平均寿命が50歳の頃は、癌細胞が命を脅かすまで増殖する前に死んじゃってた。だから、癌患者も今ほど多くなかった。
とそういう意味でしょうか。
いかに癌に対して無力かを発表しているように聞こえました。
長生きすれば癌が出てくる可能性は高まる。
癌になれば高い確率で死期は近くなる。
それは仕方のないことなんだ。
ということですね。
歳のせいなんです。
人間を構成する平均60兆個の細胞は日々スクラップ・アンド・ビルドを続けています。
細胞の死と分裂が繰り返されている訳です。
分裂の過程ではその人のDNAをコピーして新しい細胞が作られます。
さすがに60兆個もあればコピーミスが起きる。
ミスコピーされた細胞は弱っちく、生まれてすぐに免疫細胞の餌になる。
でも中には巧妙に追っ手を交わして安全な場所にアジトを作り、じっくりと育つやつが出てくる。
それが不死のゾンビ細胞、癌です。
減らないでただ分列して増えてゆくだけですから、性質が悪いのです。
(c) サカケン|画像素材 PIXTA
最強の免疫細胞は何をしていたのでしょうか。
スギ花粉やら皮膚下の老廃物やら、弱いものいじめをしていたそうです。
そうなったのも彼らが取り締まりの巡回に利用する道路(血管・リンパ管)がドロドロで見通しが悪く、行き止まりも多くなって警備がしづらいからだそうです。
癌細胞のやつらが巨大になってから気がついたものの、もう部隊の人数も激減して戦う気力もないのが現状でして・・・
というような声が聞こえてくるようです。
もっと最悪なのは、癌細胞を見るやパクパクと食ってたはずのリンパ球という免疫細胞自体でさえ、癌に冒されてしまうことです。アリクイの背中に貼りついた毒アリのようなものです。
体中に500ケ所もあるというリンパ節を仲介して仲間を増やしてゆきます。
リンパ球のサイズは100分の1ミリ前後。
それが全身をクルクルと巡り歩いている訳です。
これはいかに名医に執刀してもらっても外科手術は不可能なんです。
(c) きい|イラスト素材 PIXTA
やむなく抗がん剤による治療。
あとは皆様も良く御存知の光景が浮かぶはずです。
中には無事に生還する人もいる。
でもある程度死を覚悟しなくてはなりません。
さて、足裏を良く揉み砕いて、リンパ腺のツボをギリギリと刺激しながら、悪性リンパ腫に逆転勝ちする方が結構いるらしいですよ。
万一このような病魔に襲われても絶望せず、色んなものに良く目を向けて、医療に頼らずにいかに100%生還できるかを考えてみましょう。
歳だから仕方ない、とは言われたくありませんから。
店長でした。
(c) OZYU|ストック写真 PIXTA