健康情報中心に
ウォークマットは連続して踏む方が良いのか?
店長です。
良くいただくご質問に、ウォークマットは20分連続して踏んだ方が良いのか、あるいは例えば5分×4回でも良いのか、というのがあります。
まず先にお答えしておきます。
1.連続20分の方が断然良いです。
2.20分で良い、というのではなく、最低20分はお願いします。
なぜそういう答えになるのか、というと、官足法が足揉みを推奨する理由は完全に2つあるからです。
一つは足裏に溜まってしまった頑固な老廃物をマッサージで潰して排泄し、足裏で通りが悪くなっていた血液の流れを健全に開放してあげることです。
詰まっているものを掃除する作業は足裏が大半ですが、人によっては足首、足の甲、足側面、ふくらはぎ、膝裏と膝周囲、ふとももまで揉むことが要求されます。
しかし、まずは足裏が大事ということになります。
(c) 夢見る詩人|画像素材 PIXTA
二つ目は「反射区」への刺激です。
足裏を詰まらせるゴミを踏み潰すという意味だけであれば、5分、10分でも良いのですが、反射区への刺激、というもう一つの目的があります。特に足裏にある反射区は、重要な役目を持つ臓器の反射区が集中しています。
ウォークマットを踏むことでこの二つの目的を同時に果たせるというものです。
(c) Graph-S|ストックフォト PIXTA
一つ目の「足裏の老廃物を取るため」だけであれば、時間の連続性はそれほど重要ではありません。
少しずつでもたくさん踏んだ方が良いのです。
老廃物が取れてゆくスピードは、単純にトータルで踏んだ時間の長さに比例します。
一つあるとしたら、足揉みを終了した後に、一刻も早く取れた老廃物を腎臓でつかまえて排泄させるために、白湯を飲むことを推奨しているのですが、それを何度も行うことになり、効率が悪くなります。水分も摂りすぎるのは良くないのです。
ですから、1回で連続して長く踏めればそれに越したことはありません。
二つ目の「反射区への刺激」という点では、この20分以上連続、というのは必然性があります。
特に腎臓の反射区です。
反射区への刺激で内臓がどう変化するか、という実験は過去に民間で行われたことがあります。
その反応は臓器によって違いがあり、胃は反射区をたった5分刺激しただけで、激しく蠕動しました。
腎臓の場合は20分刺激し続けて、ようやく温度が上昇、血液が周囲に集まって、悪いところを修復するような動きが見れました。
その腎臓が一番反応が遅かったため、それに合わせると20分、というのがウォークマットで一石二鳥を得るためにかけた方が良い時間ということになります。
もちろんウォークマットというのは足裏に関しては大変便利なツールですが、官足棒や赤棒など、愛用するツールは人それぞれです。どれが正解、ということではありません。
極端な話でも何でもなく、足裏を強く揉めるのであれば、ゴルフボールでも石ころでの、木の枝でも良いのです。目的は老廃物を削り、反射区を刺激することが官足法の目的です。
(c) TK.|写真素材 PIXTA
足を揉む順番、ということで知っておいていただきたいことがあります。
官足法では本でも講習会でも、正しい揉み方は、心臓のある左足から右足、腎臓、輸尿管、膀胱をまず良く揉んでから、足裏全体。足の指、側面、甲、足首、ふくらはぎ、そして膝裏を特に意識して膝回り、最後は太ももの上10cmあたり揉みあげる、ということが理想となっています。
このように言うのが、それがどんな人の場合でも当てはまるパーフェクトな揉み方だからです。
個人差があります。
症状の大小があります。
体質の差があります。
だから、同じことをしても時間がかかる人、あっさり良くなる人、色々です。
足裏を何も考えずに毎日ただ揉んでいただけ、で一切の病気と無縁になった人もたくさんいます。
中には大変熱心に足を揉んでも中々改善しない人もいます。
このような方の場合は、くるぶしから膝上まで、全部を揉んで行くしかありません。
それでも治らない、ということは決してないのです。
ですから、はじめからそうしなさい、という指導員の方も多いのですが、私は足裏が占める健康の割合は少なくとも70%はあると信じています。
何はともあれゴミがふんだんに詰まっているのは足裏です。
その上、腎臓、肝臓、心臓という肝腎かなめの反射区が揃っています。
余り知られていませんが、甲状腺、副腎、脾臓という影で深い役割をこなしている臓器の反射区も足裏、小腸、大腸も足裏にあります。
気をつけるとしたら、「胃」「すい臓」「十二指腸」の反射区です。
この3つの反射区はつながっていて、足裏、というよりやや内側側面のアーチ状になったところにあります。ウォークマットを使って刺激する場合は、少し足を斜めに倒して、突起に側面をこすりつけるような動作が必要です。
良く位置を確かめて、意識して行う必要があります。
グリグリ棒など、より適したツールを使ってするのも、良いと思います。
他はただ、ウォークマットの上をあちこち満遍なく踏んでいただければ良いと想います。
同梱の「官足法足踏板<ウォークマットⅡ>の使い方」では、順番とそれぞれにかける時間が書かれていますが、これは誰にとっても完璧な踏み方を指示するためです。
実際には上級者用、指導者用のマニュアルと考えて下さって構いません。
むしろ当分は無視して、気楽にウォークマットの上をあちこち踏んでいただくのが、一番良いと思います。
いつか痛みもなくなって、その内に物足りなくさえなってきますから、その時にはこのマニュアルのやり方を参考にすると良いでしょう。
今回は、ご質問で多かった、「ウォークマットは20分連続で踏む方が良いのか?」にお答えしてきた答えをまとめたものをブログに書きました。
店長でした。
(c) kyo|写真素材 PIXTA
- 2011.08.31
- 08:55
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