健康情報中心に
看護婦さんのこと
店長です。
中学2年生でした。
友達と学校でふざけて右手の小指と薬指の4番目の骨を骨折しました。
今でも長く文字を書いたりしていると痛くなります。
学校から近くの外科病院を紹介され、週に2回通院しました。
右手にはギブス。
そこの看護婦さんがすごく若くて、中学生の思春期の私には、女性として意識してしまうのです。
通院して何をするのかというと、院長先生の問診と、それが終ってからの看護婦さんによる注射です。
何の注射だったのか、全く知りませんが、病院でされることは100%必然だと思っていましたから、当時疑問を持ったことなどありません。
(c) teresa|写真素材 PIXTA
ただ、その若い看護婦さんが、どうも新米らしく、私の左腕に注射をしてくれる訳ですが、いつも失敗します。
私の腕の静脈はとても太く、肘の裏側にくっきりと、さあここだよ、と言わんばかりに浮き出しています。
もっと年を取ってからの病院での治療で、看護婦さんが私の腕をめくって、「わあ、すごく分かりやすい、嬉しい!」などと露骨に喜ばれたこともあるくらいです。
でもその外科病院の看護婦さんは2回に1回以上の確率で失敗します。
まず、血管にうまく刺さらない。
神経に刺さって、「いたたっ!」と飛び上がったこともありました。
何度も刺しなおすものですから、すっかり注射に免疫ができてしまいました。
注射器を腕から抜くときににも、注射針だけが注射器から抜けて、腕に刺さったまま、注射液やら血液やら、プシュ~っと噴出すこともしょっちゅうです。
でも私、怒ったり親や学校にチクることもなく、真面目に週2回、4ケ月も通い続けました。
それだけ、病院というものは絶対だと思っていた、というより、看護婦さんに少し色目があったんでしょう。男の馬鹿さ加減がもう当時から発動していた訳ですね(笑)。
(c) BCDW|写真素材 PIXTA
高校1年生でした。
右足の小指と薬指の間にある日水虫のようなものが出来ました。
それが水虫だと思って、水虫の治療液を買い、毎晩塗っていましたが、段々痒さがひどくなる。
痒くてがさがさに荒れている部分は初めは小さかったのに、段々足の甲に向けて広がってゆく。
薬を塗っても痒みは消えないし、段々悪化してゆく。
最後は、夜中にたわしで足の甲をごしごししないと治まらない。
皮膚はただれて出血し、荒れ果てて、痒みは一向に治まらないどころか、足の皮膚ごと削り取ってしまいたくなる。
そこでようやく総合病院の皮膚科ゆきです。
さて、今回は看護婦さんの話ですよ。
皮膚科の診察室前。
順番を待って、ソファーに座っていると、窓口のところに看護婦さんが顔を出して何だか私を見ている気がします。
気のせいかな、と思うのですが、少しすると別の看護婦さんが窓口に顔を出してやっぱり私を見ている気がする。
3人目、4人目もまた。
(c) YsPhoto|写真素材 PIXTA
何なんだろう、何があるのだろう、とは思うのですが、別に私が変な恰好をしているとも思えず、訳が分からないのです。
そして順番が来て、いよいよ診察です。皮膚科の先生は女性でした。
皮膚を採取して検査した結果、水虫の菌は発見されず、皮膚炎と診断され、その日は湿布をしていただきました。皮膚炎はおかげさまで1週間ほどですっかり治ってしまいました。
その湿布をしていただいた看護婦さんが、ぼそりと私に言うのです。
「若い患者さんに、男の子か女の子か分からない可愛い子がいるという噂になって、みんなで順番に見に行ったんですよ。」
そんなこと、それまで誰にも言われたことがありません。
恥ずかしくて恥ずかしくて、うつむいていました。
うぶな高校1年生ですから。
まあ、確かに当時、中学時代の強制丸坊主から解放された反動で、しかも吉田拓郎さんの長髪がブームになった頃ですから、当時の写真を見ると、私も女性にみえるようなヘアスタイル、してました。しかも今と違い、つやつやの黒々の髪です。
その後床屋さんでも女の子に間違われることがあり、さすがにそっちの気もない私は髪型を変えてしまいました。
さて今はこんな、病院の一部を否定しかねない仕事を生業としていますが、私は病院を否定する気は全くないのです。
看護婦さん、お医者さん、本当に患者のことを思って寝るのも惜しんで日夜働いていらっしゃる方が沢山いっらっしゃいます。
お医者さんがいなければ救われない命がどれほどあることでしょう。
でも、お医者さんも看護婦さんも人間です。
ミスもあるし誤診も起こりえます。
医者なんだから何とかしろ、と詰め寄ってはいけません。
病気というのはほとんどの場合、あなたが悪いのです。
後始末を医者に任せて傲慢になってはいけません。
いてくれるだけでも有り難いものではありませんか?
医者もいない過疎地帯や、発展途上国の方のことを思って下さい。
自分の健康は自分で守る、が官足法の考え方ですが、その通りだと思います。
お医者様には自分の努力だけではどうにもならないことだけをサポートしていただく、というのが人としての筋だと思います。
お医者さんにかかり、病気をきちんと診断していただく、それから自分で努力して原因となるものを解決するのが官足法です。
お医者さんにかかる前に、病気に負けない身体を作るのが官足法の役目です。
官足法のPRに聞こえるかも知れませんが、数ある他の健康法で自分の体をメンテナンスしても全然構わないのです。
自分で自分に責任を持つのは大人としてのけじめです。
何でもかんでも人頼みというのはいけません。
自分に甘えがあるのです。
ところで、看護婦さん、毎日お疲れさまです。
昔は大変お世話になりました。
近頃お会いできないのは残念ですが、当時色々とお世話になりました。
これからも患者さんのために頑張って下さい。
少しでもあなたがたの負担が減るよう私も微力ながら頑張らせていただきます。
有難うございました。
店長でした。
(c) Stargazer|写真素材 PIXTA
- 2010.12.12
- 08:55
- 健康情報中心に