ヘルニアの克服法

2012/07/05

ヘルニアの克服法


主に腰椎・頚椎のヘルニアがあります。


足の血行が悪くなると腰痛・背中痛・肩こり・首こりになりやすくなります。


足がむくんだり筋肉痛になりやすくなることから始まり、腰~背中~肩~首へと血液がうっ血してしまい、それが慢性的な凝りとして辛い思いをします。
骨とそれを支える靭帯や筋肉も固くなり頚椎や腰椎、脊椎全体にまで影響が出ます。腰椎・頚椎の椎間板ヘルニアは骨の問題と思われるかも知れませんが、腰椎・頚椎の周辺への血行不足が原因です。腰痛も同様です。
基本的には、足の裏から膝まで、良くマッサージする内になくなります。


腰や首への血行が悪いと言うことはつまり、全身の血行が悪いわけです。なぜ血行が悪いのかといいますと、足の裏からふくらはぎにかけて、老廃物がたまり、血管が詰まり、リンパ液なども潤滑に体を巡ることができず、溜まってしまうので、人によって体の色々な場所にむくみが発生したり、凝りも発生します。


原因となっているのは、あくまでも老廃物の残留物ですから、もっとも多く溜まっている足裏の老廃物をつぶして血液に戻し、腎臓で消化して排泄してしまうのが一番早く、確実な方法です。


もう一つは腎臓の機能も含め、新陳代謝の機能が活発でない、ということがあります。
足の裏には、「甲状腺」という若返りの器官の反射区もありますし、胃、十二指腸、すい臓、小腸、大腸という消化器官の反射区が集合しています。
これらを刺激すると、内臓が活発に動き出し、新陳代謝が上がります。


足裏をマッサージする目的は、大きく二つ。
一つは、足裏を固くし、血管とリンパ管を詰まらせている老廃物を全て駆除して、全身の血行を確保することです。
あらゆる病気や辛い症状の始まりは、血行の不良から起きていると考えて間違いありません。肩こり、首の痛みは典型的な初期症状と言えます。
二つ目は、足裏にひしめく「反射区」の刺激です。
反射区とは、神経反射と言われる、身体の各臓器に神経で繋がる末梢神経を刺激することで、組織を活性化し、目覚めさせるための指標のことです。
足裏、特に土踏まずには、胃腸、肝臓、腎臓という新陳代謝・血液浄化器官の反射区があります。また、血液を送り出す心臓と、脈をコントロールする副腎の反射区もあります。カルシウム不足を起こす副甲状腺の機能低下は、筋肉と血管を収縮させ、更に血行を悪くして背中・肩・首の凝りにつながっています。


老廃物の除去と反射区への刺激を同時に行える、というのが、官足マット(ウォークマットとプチマット)の最大のメリットです。手力でのマッサージと比較しても、ご自分の体重が指圧力となる訳ですから、楽ちんだと言えます。
自宅の床に小石をばらまいてその上を踏んでも同じことができます。
でも小石を集めてきてばらまいて事後にまた片付けて、というのも中々大変です。という意味でもお勧めです。


マットは1回20分以上踏めるようになることを目標として下さい。
20分以上踏ムことで、効果が倍増するからです。
初めは痛くても我慢して下さい。
老廃物がつぶれて無くなってくると、同時に痛みは消えてゆきます。
ご年齢の3倍の日数(例:30歳なら90日)を目安として、毎日続けていただくことが大切です。


椎間板ヘルニアについては良く、「何番目の背骨が磨耗して縮んだから」、「変形して曲がったから」「骨の一部に突起ができたから」それが神経を圧迫している状態と言われ、病院では治せません。
いざとなれば、椎間板にプラスチックを入れる手術になります。


過去にそのような原因によるヘルニアと診断され、整体や針にも頼ってみたがひどくなるばかり、という方を何人も知っていますが、共通して左右どちらかの足が1cm以上短くなっていました。
腰の位置が左右で違うのです。
それは、簡単な所作で矯正ができます。
ひどい腰痛の時もそれによってすぐに痛みが治まることが良くあります。


これは特別な方法がありますので、DVD(非売品)を添付しましたから、参考にして下さい。(非売品・実演しているのは、曽根一寿先生です。)
DVD映像は、左足が短い方用です。もし右側が短ければ、逆の動作を行ってください。
左右の足の長さを知るには、うつぶせになり、足先を真っ直ぐにしたときに、つま先を見て、どちらかが1cm以上短いことを誰かに確認してもらって下さい。揃っていれば行う必要はありません。


ギックリ腰、椎間板ヘルニアは大抵この方法で一旦かなり楽になるはずです。


但し、長期的に見て、再び腰痛が発生しない体作りをするには、日々足踏みマットを踏み、関係する反射区を良くマッサージしていただくことが大事です。


頚椎の反射区は親指にあり、腰椎を含む脊椎の反射区は足の内側側面にあります。脛の左右にある坐骨神経そのものを揉むのも良い方法です。
マットを踏みこなせるようになるのが最初の目標ですが、それが難なくできるようになれば、反射区への刺激も効果が倍増します。
それから官足棒などを駆使して仕上げて行くのが良い方法です。
あまり最初からあれもこれも、という進め方はせず、マットを20分以上踏む習慣を数ケ月続けて、それでも改善が見られない症状に対応する反射区や、ふくらはぎや膝の裏などを他の器具で揉むのが良い進め方です。


辛抱強く、根気良く、が一番のコツ。
是非頑張ってヘルニアを克服していただきますよう、お願いします。