不整脈

2009/04/23

不整脈について

何が原因かは分からないけれど、不整脈が日々訪れるようになり、心臓のことだけに、停止したら「死」という思いが、とても不安に感じてしまう。

不整脈を感じると、どういう習性なのか、左胸の上をトントントン、と叩いてなだめようとする。じっとしていると不安でたまらない。

飯田橋にある、東京厚生年金病院で診察を受けるが、診察を受けるまで頻繁に不整脈が起きていたのに、診察室に入ると不思議なものでピタッと治まってしまう。

検査をするが不整脈の兆候は見られないと言われる。

いや、不定期にではあるが、必ず日々襲ってくるんです、と必死で説明すると、それでは心拍測定器を体に3日間取り付けて、結果をみましょう、ということになった。

取り付けてから、1日目は全く不整脈が起こらない。2日目も穏やかな心臓。

なんだか不整脈が起こらない方が良いのに、起こらないことがまずいと思えてくる。

3日目に入ってようやく不整脈始動。その日は3度に及んだ。

不整脈が起きているのになぜかほっとする。

しっかりと装置に記録されたに違いない。

翌日再度病院で検査。

数値には確かに不整脈の記録が残されていた。

で、病院側は、

「不整脈を治療するなら、入院が必要です。ニトロを投与しながら、検査をつづけなくてはなりません。」といって診断書と案内書をくれた。

ニトロと言えば、聞いてはいたものの、ダイナマイトの原料、ニトログリセリン。

すぐにイメージしたのが、投与の副作用で心臓破裂。

もちろんただの妄想であるが、そんな漫画みたいな妄想が更に治療に対しても不安を掻き立てられる。まして入院ともなると、仕事にも支障が起きる。

入院してニトロの恐怖か日々の不整脈の恐怖か。

迷っている内に、不整脈の間隔が少し長くなってきたようなこともあり、入院は選択せずにいた。

そんな時に幸いにも巡り合ったのが、このコーナーに何度も登場する「ウォークマット」。官足法創始者の官有謀先生の直接の講義を新宿で聞いて、何となく買ったもの。

半信半疑で踏み始めたものの、初めは痛くて3歩踏むこともできない。

「母を背負いてそのあまりかろきに泣きて三歩あゆまず」って啄木の俳句のよう。

そのあまりの痛さに泣きて、である。

ただ、我慢して少しでも多めに踏むと、汗が出てきて、全身が熱くなるのが分かる。

少なくとも健康には悪くない、という気がしたから、少しずつからでも続けるようにしていた。

1ケ月もすると、3分くらい踏むのは慣れてきて、2ケ月後には10分以上踏めるようになった。4ケ月で完全に痛みとはおさらば、という感じにまでなって、実はその間に数々の持病が消えてゆくのを実感し、これは奇跡の板だ、と、とてつもない喜びを感じたものである。

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心臓の反射区が左足の裏、小指と薬指の間を、少し下まで降りてきたところにあります。

かなり深いところにあるので、グリグリ棒などでえぐるようにマッサージすると、心臓系のほとんどの病気に効果があります。食養では、卵油、松茸などが効果があるとされています。

不整脈の多くの原因はストレスにあることも多いので、生活を見直すことも必要かも知れません。私のもストレスだったと思います。

その後もストレスのある生活は続きました。

でも私の不整脈は結局あれから8年、音信不通です。