官足法の便利帖

痔疾

痔疾


毎朝排便があるなら、毎朝つらい思いをすることになります。
肛門のトラブルは、人生の最後に波乱万丈、というようなもの。
痔疾が酷くなって手術の憂き目にあうことも。
ただの診察を受けることさえ勇気がいります。
だって場所が場所ですもの。


一人密かに悩みを抱え、市販の軟膏や座薬でその場をしのいでいる人も多いのではないでしょうか。


私(店長)もこれには長年つき合わされました。人に言えない情けない苦しみを体感しました。


とにかく健康診断を受けるたびに「潜血あり」「大腸検査をして下さい」となる。
大腸も悪いかも知れないが、潜血はおそらく痔疾によるものだろうと思う訳です。
それで、大腸検査も何となく何をされるか分かるので、検査を受けたこともありません。


朝要を足してふと下を見ると白い便器がまっ赤っか。
見るとぞっとするので見ないようにするが、健康診断に行く前日に検便セットを使う時には神に祈りたくなる。今日は普通に排便させて下さいと。
汚い話で恐縮ですが、聞いてうなずく方もいるはず。


病気というより怪我のイメージもある。
傷口が塞がらない怪我ですね。
切れ痔の場合ですよ。


痔疾は状態によって、「切れ痔(裂肛)」、「いぼ痔(痔核)」、「抜け痔(脱肛)」、「あな痔(痔瘻)」という種類になります。


個々の状態はなった本人なら説明の必要もないでしょう。


なんで痔になんかなったのでしょう。
便秘や便秘気味の固い便、逆に下痢気味の柔らかい便、あるいは力みすぎ、出産時の力み、長時間の自動車運転などもきっかけになるようです。


トイレに時間をかけすぎて肛門が冷えるというのもあるでしょうね。


何としても良くなって欲しい痔疾ですが、痔疾を改善するのに痔にばかり目を向けるというのもどうでしょう。やはり木を見て森を見ず、ということになってしまうのではないでしょうか。


私たちは生まれてすぐにできることがあります。
泣くこと息を吸うこと目や手足を動かすこと。
そしてお母さんのおっぱいを飲むこと。
教わりもしないのに、乳首を含むとすぐに吸い始めます。


飲み込んだ最初の母乳はすぐさま(まだ未熟ではあるけれど)胃と十二指腸で消化され、小腸大腸を通過し、直腸でスタンバイして肛門から排泄されます。
これが人の身体を食べ物が通過する最初の出来事。
人の身体には、口から肛門にまで食べ物が通過する抜け穴が出来ていることを、意識することはありませんが、体験はすぐに訪れるはずです。


痔が悪い人は胃腸も悪い。
と言われてきました。


便秘と下痢の通過が痔を悪くするからです。
宿便気味に長く滞在する便は腐敗し毒素を増やして直腸、肛門に向かいます。
これも痔を荒れさせる原因です。
冷やしたり力んだりするのもマイナス。


もとを辿れば咀嚼回数も少ない。
味の濃いものを嗜好してしまう。
胃腸に優しい食生活をしていない。
身に覚えがありませんか?


痔疾は肛門の怪我、あるいは腸の延長としてのたるみ、ゆがみが現れたもの。


胃腸を丈夫にしなくてはなりません。


官足法をして胃腸の状態が改善されれば痔疾も治る?


それは、自然と治るはずです。
しかし原始に戻り、食事の内容や咀嚼回数に気を配ることも必要ではないでしょうか。


母乳はあたたかく、もちろん新鮮で、免疫に関する情報も入っていて、赤ちゃんに必要な栄養が入っていました。
もし母乳が足りなかったら、哺乳瓶に入れる粉ミルクはねんごろに暖めてくれるお母さんがいました。清潔にとても気をつけながら。
赤ちゃんのあなたが初めて離乳食に挑戦した時、あなたのお母さんは食べ物を柔らかくなるまで溶いて、味も薄口にしてたくさんの気を配ってくれたはずです。


そういう時代を経て、肉やコーヒーやお酒に目覚めたあなたは、それを気にすることもなく、しっかりと噛むこともせず、冷たく冷えたビールやジュースをごくごく飲んで、大人を満喫していましたね。
そんなストーリーの終盤に痔疾があったのです。


終わりよければ全て良し、と言います。
人生もそうでしょうし、生命の営みの栄養源である食事のしめくくりも同じことだとおもいます。


もう一度スタート地点から見直して、間違いを正してゆきませんか。


そして足を揉みながらあなたの本気の思いを身体に伝えましょう。


痔疾は身体への驕りなのかも知れません。


注)痔疾を治す反射区は足裏全体、胃や腸の反射区はもちろんですが、肝臓、すい臓、腎臓など内臓を全て良くするつもりで当たらなくてはなりません。
直接的に効果が高いとされる「直腸筋」の反射区も揉むと良いでしょう。
但し、反射区ばかりに依存するのはだめですよ。

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