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いま免疫に何が起きているのでしょう

店長です。


免疫細胞がなければ私たちの体はすぐに菌に冒され、死んでしまいます。


その役割は神秘としか考えられない仕組みで、私たちの意思とは無関係に、統制をとって寸時も休まず活動しています。


赤ちゃんが母乳で育つことの大切な意味は、赤ちゃんに必要な全ての栄養を与えるため、母親との愛情のスキンシップ、そしてまだ免疫が未成熟の赤ちゃんに免疫と抗体を与えるため。


母乳で育たなかった赤ちゃんは風邪を引きやすいと言いますよね。
生後6ケ月もすると少しずつ自分で免疫を作ってゆくことができるようになります。
といっても、誰の意思でもありませんが、勝手にそうなります。


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そして成長につれ、免疫は色々な外敵に関して自ら学習し、10代、20代、30代と体をしっかり守ってくれています。
ところが、年をとるにつけ、この免疫の機能が弱くなってきたり、異常な行動を見せるようになります。
自分の体を守るはずの最強部隊が、自分を攻撃したり、無害なものに対して抗体を作り攻撃してしまうこともある。(アトピー、リウマチ、花粉症、食物アレルギーなど)
もしくは敵を殺すための毒(活性酸素)があふれ出して血液をめぐり、体のあちこちを傷つけ始める。


体の中に外敵が侵入すると、常時見回りをしている免疫細胞が集まり、外敵(細菌など)を捕食します。「単球(マクロファージ)」という、アメーバ状の原始細胞です。
体中のどこにでもいて、とにかく敵を見ると限界まで食い尽くします。
そして、いよいよ食べきれなくなると、食べ残した敵の体の一部を頭にくっつけて、サイレンを鳴らしながら(喩えです)非常事態を告げて回ります。ここから先は「T細胞」という統制の取れた免疫部隊(警察組織や軍隊のようです)の出動となります。
あるいは、「好中球」という、昼型の免疫細胞の一種で、壁抜けの名人、毛細血管や細胞の膜もすり抜けて敵を捕食します。
彼らが体内に取り込んだ敵を殺菌するのに使うのが、活性酸素という訳です。活性酸素は時に漏れ出してしまいますが、人体への影響が最小限に済む程度でした。実際、人体で発生する活性酸素の80%が、彼らがばらまくものとされています。


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ところが、不必要にその量が増えることがあります。
マクロファージや好中球を刺激して興奮させるものが増えた時です。
ストレスが彼らを増殖させます。
そして活性酸素が増えて、色々な問題を起こし始めます。


ただ何でもかんでもストレスが原因と考えると、それは違います。
ストレスは単なる引き金です。
爆弾はそれまでに体のあちこちに、色んなかたちで埋め込まれています。
湿った導火線を熱で乾かし、それにちょっと火をつけるのがストレスです。


爆弾そのものを取り除かなくてはなりません。
その前に爆薬を作る犯人を捕らえてしまわなければ爆弾は減りません。


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いずれにしても、血液とリンパ液の中で活躍するのが免疫細胞です。
血液という彼らにとって空気ともいえる環境が汚染されているとどうでしょうか。
ジキルとハイドのように、彼らが最強の味方から、最悪の敵にもなる現象は、そうした環境の産物です。


病院では免疫の異常を抑えるためにリンパ球や顆粒球を減らしたりする薬を処方します。
それで一時の苦痛から逃れるかもしれないけれど、もはや生涯飲み続けなければなりません。


爆弾を作る犯人には縄をかけたのだけれど、爆弾処理班と同一人物ですから、爆弾が消えることはありません。


彼らの住まい、職場をきれいに掃除してあげて(足裏の老廃物を掃除し)、空気をきれいにして(血液をさらさらにして)、渋滞のないように道路を広げてあげれば(血行を良くすれば)良いのです。彼らは元通りの最強のボディーガードに生まれ変わります。


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免疫の仕組みは、限りなく深く、あきれるほど見事で、アイディアに満ちて、驚くほどタフで、忠実、誠実、そして秩序があります。まだまだ解明できていないことも多いでしょう。それを作ったのは人間ではありません。
誰が免疫を発明した、なんて聞いたことがないでしょう?


でも間違いなく、それを作ったのは人間の味方です。
人間の体を守るための発明です。


そしてその人間でない誰かは、人間が今の現代でさらされているような生き方を想定していなかったということでしょう。
免疫はそれまで完璧なシステムだったのです。


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4年周期で訪れる新型のインフルエンザや、新種のウイルスについては免疫は情報を持っていません。抗体を作り、弱点を見つけ、体内で消化するまでに敵が繁殖してしまい、免疫が敗北してしまうこともあります。しかしそれに勝ってさらに強くなることもあります。


免疫自体も進化しつける生物です。


今や彼らの敵が自分が暮らしている人間そのものになっている。
それを素直に反省して、もう一度最強の味方に戻ってきてもらうべきではないでしょうか。
彼らを薬で弱らせたり減らしたりするような、そんな馬鹿なこと、やめましょうね。


店長でした。


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